江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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熟年者支援特別委員会、まとめの日

2008-05-14 | 議会のこと
熟年者の持つ今日的な課題が案件として取り上げられたことは、
正副委員長と担当事務局の、積極的な運営の現われであると感じた1年でした。

その上で、熟年者支援のためにさらに考えたい視点として、
①後期高齢者医療制度について
②高齢者医療のあり方について
③在宅医療について、意見を記しました。

前回4月の委員会で、まとめ案が出され、そこで、私が記した
後期高齢者医療制度についての、「国への要望とともに、区としてできる改善を
早急に探っていくこと」という文章の、「国への要望」ということが、議論になりました。

ある党の方が「不必要」という意見を出しました。
「国に対してまで言う必要はない。まずは、周知徹底である」
という趣旨で発言されました。
正副委員長で引き取り、再度本日の、まとめ案の提出となったわけです。

そこからは、「国への要望」という文字は消えていました。
正副委員長は、全体を考えて案を作らなければなりませんから、消えることは
いたしかたないと考えます。しかし、「残念である」ということだけ述べました。

また、もう1点「熟年者にとってよりよい制度となるよう、
今後も引き続き調査・研究していくこと」という文について、「よりよい、
ということは今の制度は良いが、もっと良くするようにという意味合いなので、
これだけたくさんの問題がでており、その是非までも問われている後期高齢者制度を、
よしとすることはできないのではないか。
より、という言葉を抜かしたほうが良いと考える。」
と発言したところ、

「立ちあがったときから、完璧なものはない。今のじゃあんまり好ましくないというので、
より良い制度をということだと思うので、こだわらなくてよい。」
「制度そのものが理解されていない。よく内容をみてみるとある程度しっかり
しているものがある。政府も見直しの検討段階に入っていると聞いている。
政府も努力していることを考えると、よりよい、ということでよい」
という意見がありました。

見直しの検討段階?
だって、先月始まったばかりですよ。

大変な思いをさせられている国民が言うならわかる。
でも、作って推し進めている政府と与党が、先月始めたばかりの制度に
検討段階だなどとは、はずかしくないのでしょうか、と言いたい。

また、国会では、廃止をうたっている党の方が、「それ(いまのままの言葉)でいい」
とおっしゃいました。この方の意図は、わかりません。

結局、委員会で、私の意見は通りませんでした。
しかし、この後期高齢者保険制度については問題がある、ということを
与党の方々も思っているということが、はっきりしたのではないでしょうか。

今日は、冷たい雨の降る中、国会前での座り込み、厚生労働省前での抗議行動に、高齢者が立ち上がっています。
後期高齢者医療制度は廃止にすべき。
国会前にとんで行きたい。
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