江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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700基の墓地、再び大杉1丁目の地へ(9月の福祉健康委員会)

2009-09-10 | お墓のこと
下記のやりとりの委員会の後、
午後3時頃、とうとう看板が立てられたと、地域の方からお電話をいただきました。

今度のお寺は、文京区の、浄土宗 源覚寺さんです。
寛永元年(1624)現在地に開創。眼病平癒の「こんにゃくえんま」として
親しまれている。(文京区ホームページより)

看板には書かれていませんが、「設計事務所は同じ」と、今日の委員会でご報告されたばかりです。
どういうお寺で、どういう経緯で、つくられることとなったのか、お寺の経営状況はどうであるか、
地域住民のみなさんの不安の声がある限り、きちんと調べていかなければなりません。

委員会での審議メモ
■ 第73号 江戸川区内の墓地建設に関する条例制定を求める陳情
■ 第74号 墓地設置に関する条例制定を求める陳情


副参事より、5月15日に、林泉寺から中止がされたが、6月に入り、他の宗教法人が相談にきている。3度の来所があった。都市開発部の住宅整備指導条例の観点で指導をしている。700区画ぐらいで、駐車場は平置きとのこと、というご報告をいただきました。

中道委員から、現場が動いているということを考えると、直ちに結論を出すのはまだ早計なのかなという感じがする。会派としても、もう少し現場の動きを見定めた上で、結論を先にせざるをえないと考えているので、この陳情についての継続を申し上げたいという意見がありました。


その後、私がお聞きした主な内容は次の通りです。
間宮委員 今ほどのお話の中で、林泉さんとは別の宗教法人が相談に見えているということであったが、お寺さんだけでなく、他の方、事業所などは一緒にお見えではないか。その方は、前の林泉寺さんとは同じ方か、別の方か。

副参事 設計事務所は同じ。

間宮委員 お寺が違う。しかし、設計事務所が同じとなった場合に、名義貸しかもしれないというような疑問や懸念がでてくると思う。

中道委員から、現場が動いているから結論は後にということであったが、私はむしろ、現場が動いているからこそ、今この条例をきちんとつくっていかなければいけないのではないか、早く条例化をすべきではないかと思う。

前回の委員会のなかで、お聞かせ願いたいと申し上げていた、江戸川区としての、墓地設置について、感じておられる問題点について、お聞かせ願いたい。

副参事 大きな点は、東京都の特例条例でとの墓地条例に基づき、事務執行しているという点。
前回の委員会の後、2度ほど都庁担当課の方へ訪問した。文書照会も行ない、区独自の条例制定が可能かどうか確認をしている。
9/4付けで、文書回答を頂いた。
条例制定については、都区衛生連絡協議会という協議会が、保健所が昭和50年に移管されるときに、とくにまたがるような事務執行については、協議会を設けて協議することになっているが、この件についても協議をふまえて対応する必要があると答を頂いているところ。

間宮委員 ということは、都区の協議の場で、区独自の条例が作れるかどうかについて、話し合いがこれからされるととらえてよいか。
条例化できるものかどうかについては、江戸川区として法体系として調査中であると前回いわれていたので、その進捗状況もお聞きしたいと思っていた。進捗状況のなかで、東京都の協議をふまえてと、とらえていいかどうか。

副参事 今回新たに、私どもが、このような照会をしている。東京都の方から新たに特別区の方に移譲について提案があるかどうかは、なんともいえないが、そういう動きが今後でてくるのではないかというふうに思っている。

間宮委員 経過がよくわかった。都の方から移譲するかどうかが決まっていない中でも、足立区では、条例を作っている。そのことが、法にはかからないと思われたから作られたと思うが、江戸川区の場合は、そこの部分に心配があり、法にかかってしまってはいけないから、法体系として調査中ということだったと思う。
ただ、今のお話があったので、都区の協議を待つことも必要かとも思った。

もう1つ別の角度から。区の「墓地をつくる際の手引き」に、100mの範囲の方々にきちんと説明してください、ということを盛り込んだ、という報告が前回あった。これ自体は区民の立場に立った変更として、歓迎すべきもの。
しかし、立ち止まって考えると、今回は職員のみなさんが、区民の立場に立って入れて下さったが、もし逆に区民の立場ではなく、業者が来やすいような立場で、緩和していくということがあったときにも、この手引きは議会にもかからないまま、簡単に変えられる。そうすると、それで良いのだろうか。
また、すでに区には、住宅等整備指導条例もあるので、それと手引きとを1本化していく、条例としていくことが必要だと思う。

最後にお聞きする。1本化するということへの、問題点となっている部分は何かと。先ほど、手引き自体については、都区の調整というのはわかった。しかし、江戸川区には住宅等整備指導条例があるので、それと1本化するということについての問題点があるかどうか。

副参事 私どもの仕事は、公衆衛生行政であるので、公衆衛生上の問題がなければ、言葉が適切かどうかはわからないが、淡々と進めるべき仕事である。一方で、住環境の問題については、都市開発の観点とかがでてくる。問題としてはそこらへんが大きいのでは。
今回東京都や特別区の人事厚生事務組合にも照会しているが、行政の立場だけではなく、民間の弁護士にも相談をしている最中。

間宮委員 都市開発の方で条例で決めていることが、東京都を上回っているわけであるから、それを1本化していくことの方が、区の保健所の墓地行政にとっても、やりやすく大事なことではないかと思うので、1本化していく、条例をつくっていくというは、願意妥当と考える。


その後、稲宮委員から、江戸川区はそういう条例がないため、事業者にとっては格好の場所ということになり、こういう(別の業者が墓地建設をする)ことが続いていく自治体だと思われるので、都区の協議をふまえることも大事とは思うが、そういうことを思われてしまう地域という、他とは違う特徴があるので、自治体独自の判断が必要であり、積極的に条例制定すべき、という趣旨の発言がありました。



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