江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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民営化後の検証は、民営化前からすでに行なうことを決めている、立川市(9月の福祉健康委員会)

2009-09-10 | 保育園・幼稚園のこと
■ 第65号 江戸川区立保育園の民営化を協議する機関の設置を求める陳情

署名追加 合計、印あり0、印なし1640人

まず、田中委員から、毎回署名が集まっているということからしても、区民の関心は高いと思うし、民営化の機関の設置を求めるということは、行政との関係で意思疎通ができていないのかと思う。今回陳情としてあがってきた背景を考えると、陳情原文に表れてこなかったことも含めてき聞きたいので、陳情者の方々と、お話しできる機会を委員会として求めてほしいと言う、要望があった。

間宮委員 前回の委員会で、第3者評価がすでに始まっているということで、具体的内容についてもう少し詳しくお聞かせいただきたいと言ったが。

矢野子育て支援課長 おひさま保育園については、すべての園で、評価を今年度実施している。今までは利用者調査が中心だったが、今年度から、事業者評価も行いながら始めているが、結論でていないので、お話することはない。それでよろしいか。

間宮委員 ちょっと違う。結論ではなく、評価の具体的な中身についてのことである。標準的な中身については、学研RCさんについてもホームページについて出ているが、その標準的な中身は網羅されているかということ。

矢野子育て支援課長 第3者評価については、都の指定している第3者評価機関が実施しており、聞く内容についても研修で確立され、それに基づいてやっているので、特段そこだけが特別違う質問をしているということではない。

間宮委員 ホームページ上でしか、まだわからないが、評価の中身については、それぞれ金額も違ってくるということで、標準的方法、あるいは、別の方法もあるのではと思うので、江戸川区での具体的内容について、知りたいと考えた。
今のようなお答えなので、次に進める。

前回の委員会で申し上げたが、民営化の問題は、保護者、子どもたち、そこに在籍する人たちだけの問題ではないと思う。江戸川区の保育をどう考えていくかという根本的な問題だと思う。だから、現場の、今いる保護者や子どもたちを大事にして、第3者評価を行なうことは必要だとしても、それだけで足りるかといとそうではないのではないか。

前回の委員会で、市部における民営化後の検証について、立川市では、3者協議と、保育士による検証と、第3者評価の実施をしているという、課長からのご報告であったので、立川市に問い合わせをした。
市民の立場を慮った回答であった。
ここは23年に1園民営化するということで、まだ民営化園はないとのこと。しかし、20年6月には、すでに民営化園2園の名前を発表している。2年半前である。そして、保護者との話し合いを20数回続けてきたとのこと。

以前に、都の施設を公設民営化したという経緯があり、そのときはかなり保護者からの反発があったものの、でもそのときは半年間の期間でやりあげてしまったそうだが、そのときの経験から、そして、現在とにかくていねいに進めていこう、市民に説明意をしっかりしていこうということで、職員のみなさんががんばっているということ。
初めての民営化園ができるのは23年になるが、その1園を検証してから、その後を決めていくことになっている。民営化前から、民営化後の検証はこのようにしていこうと話をしているとのこと。

第3者評価はもとより、3者協議、保育士さんによる検証、こういうことをしていこうということを民営化前から決めて、事業者も選んでいこうということ。
江戸川区でも、こうした立川市の方向から学ぶことはたくさんあると思う。
江戸川区として、立川市のやり方から生かせることをどのようにお受け取りになるか。

矢野子育て支援課長 私どもも直接調査をかけてお聞きしている。16年までに私立型で2園民営化され、23年度以降、5園民営化するということで聞いている。ガイドラインをつくるときに、意見を聞きながらやったということは聞いた。私どもも進め方をつくった。

民営化をするかどうかの検討会については、設置はしていないということ。ただし、事業者の選定については、検討会をつくった。この辺は、区は法人江戸川にお任せするという考え方で初めから進めているので、内容は違う。

民営化後の検証については、検証はしていこうという、そういう意見はちゃんとお聞きしているので、こういうものをかけながら、私どもとしても、第3者評価だけで良いということではなく、保護者の意見も日頃からいろいろ聞いてもいるので、さらに保育園の質の問題も考えれば、第3者評価だけでなく、本来的な認可権者である東京都の事業者評価、あるいは法的にどうなのか、すべて都も指導監督している。区もやっている。トータルにやって、質に確保された、保育園をつくろうとしているわけであり、立川は立川のやり方があるが、江戸川区も同じように、いろいろな意見を聞きながらていねいにやっていこうというのは同じなので、場をつくるかどうかは、区としては今の段階では考えてはいない。

間宮委員 立川市が、23年から5園ということを話された。しかし、そこには、23年に1園をやって、その検証をした上で、次の園について、やっていくのかどうか、内容はどうするかについての話を進めるということであった。

ていねいにしようとしている江戸川も方向は同じだということであるが、確かにていねいにしようとする姿勢をお持ちなのだと思う。お持ちなのだと思うが、具体的に何が違うかというと、実際に保護者、保育士さんたちとの話し合う機会があまりにも少ないのではないか。

先ほどの立川市では、民営化後の検証については、第3者評価はもとより,3者協議と保育しによる検証も決めているということなので、現在、民営化対象園の方や本庁職員の保育メンバーで、円滑スタッフ会議というのを設け、検証の中身についても具体的にまとめていっているところだということ。

なんでこんなにていねいに進めるのかと聞いたところ、保護者の方が、全員先生が変わることでとても不安がっている。そしてその不安は子どもたちが不安に思うことにもつながる。保護者や子どもの不安をきちんと解消することが必要であるから、こういった検証をしていくとお話しされた。

すでに江戸川区の場合は,検証されることなく,次々と民営化園がつくられ,10月1日には、新たな民営化園が,発表されるが、区民の不安を広げることではなく区民の安心を広げる、何より子どもたちのために、検証する機関を設けてほしいということは願意妥当と考える。すでに、新しい民営化園が発表されてしまうので、一時も早く協議する機関の設置を求めていくべきと思うので、結論をつけるべき。

 この後、生活者ネットの稲宮委員から、第3者評価の利用者調査とは別に民営化についての保護者へのアンケートを行っているその内容について聞いたところ、区は把握していなかったため、あらためて、把握、報告するよう要望された。
 私からも、社会福祉法人えどがわの理事長名でだされているので、全園でのアンケートかとも思うが,もし全園でなければ,なぜいくつかの園だけが選ばれたのか、どういう観点で選ばれたのかもお聞かせいただきたいということを要望した。

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