江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
https://www.mamiyayumi.com

ごみを追う① 江戸川清掃工場

2008-04-22 | 議会のこと
いよいよ4月1日から、区内全域で、プラスチック類が一部燃やすごみと
なってしまいました。

そこで、区議団で、清掃工場へ視察へ行きました。
江戸川清掃工場では、コンピューター制御による徹底した管理のもと、
ごみの焼却が行なわれています。
1日に170台から180台の清掃車が運んでくるごみは、
全部で210tになるといいます。

これまで燃やさなかったものを、燃やすようになったことでの、
ごみ量の変化を聞きましたが、
他の清掃工場と調整をしているので、ここでの量は変わらないとのこと。
しかし、ここへ運ぶ量は変わらなくても、燃やすごみ量全体が増えているのは確実です。

写真左は、ごみを焼却する前に一時貯留しておく「ごみバンカ」で、
「ごみクレーン」を使って、ごみをかきまぜているところです。
かきまぜることによって、水分の量や材質や大きさが様々なものを
均一にすることができて、効率よく燃えるようになるそうです。

写真右は、窓から見た、焼却炉の中です。
ここでは、800度以上の高温で、24時間連続で焼却しているそうです。
「点火するときには都市ガスを使うが、いったん燃え始めるとごみだけで
燃え続ける」とのことです。

その後、焼却された灰は、「灰溶融炉(はいようゆうろ」へ持っていき、
溶融(ようゆう)して、スラグにします。

「焼却灰や飛灰を1200度以上の高温で溶融し、急速に冷やすと
砂上のスラグになります。
スラグにすることで、容積は灰の約2分の1に、
元のごみの状態からは約40分の1になります。
スラグにすることで、灰の中のダイオキシン類を分解し、
重金属を封じ込めるため、土木・建設資材などとして安全に有効利用できます。」
ということです。

このところ、灰溶融炉での事故が相次いでいました。
私たちは、さらに、ごみを追って灰溶融炉へ、
そして、炉の安全性やスラグにされたもののゆくえについて、
追って行きたいと思っています。

燃やせないごみ、であったプラスチック類を
埋め立て処分場の延命という理由で、燃やすことになってしまいました。

燃やしてしまうことによる有害物質の発生はないと、
何度も説明されてきています。
今の清掃工場では、大気・水質汚染物質の管理状況も細かく管理しています。

しかし、燃やすことでの安全については、
追うことをやめては、いけないのではないかと思っています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 駅で見た空 | トップ | ごみを追う② ごみの分別 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿