江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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専任司書教諭の必要性 (青少年問題協議会)

2009-09-11 | 図書館のこと
(読み聞かせなどするときの舞台もある平井第2小学校の学校図書館は、
おひさまの入る明るい部屋でした。2007年)

協議会は、交流が主となっています。
67人もの会で、話を引き出すことができる座長のお力に、
すごい!と、私はまずそこに感心してしまいます。
西小松川地区地区委員会の委員長さんが今日の座長です。
ご苦労様でございました。

今日のテーマは、「学校応援団」。
モデル実践校である第6葛西小学校から、
読書活動応援団についての報告がありました。

私は次のような意見を述べました。

~第6葛西小学校での豊かな取り組みは、熱意をお持ちの先生方や
地域の方々のご努力のあらわれだと思いました。
とくに、「ぶっくまま」さんからの報告で、
「ボランティアだけで行なえることはいくつもあるけれど、
しかし、専門的な仕事はできない」とおっしゃったこと、
そして、課題としても「専門家が存在しないこと」を
指摘されておられたことを、大変関心を持って聞かせていただきました。

図書室の整備ということにとどまらず、学校図書館の質を高めるためにも、
必要なのが専門家の存在であると思います。
図書館にいつもいてくれる専門家、それが、専任の司書教諭だと思います。

先ほどご報告いただいた司書教諭の先生は、担任をお持ちになりながらですよね?
それでいて、このように豊かに活動を広げられるということは、
並々ならないご努力があったからと思います。
先生方はとても多忙で、ご自分のクラスで精一杯の先生もいらっしゃいます。
だから、司書の資格を持っていても、もっと取り組みたくても、
できないという実情があると思います。

では、どうしたら、この6葛西さんのような取り組みができるだろうか、
全部の学校に広げられるだろか、
学校図書館を充実させて、身近に行くことのできる図書館にするために、
行政が行なうべき支援は何なのだろうかと考えながら、ご報告を聞いておりました。

そして、やはりそれは、専任の司書教諭の配置だと、思いました。

一昨年の周年行事は20校と大変多い年でしたが、
そのときに私は文教委員でしたので、20校すべてに参加させていただき、
図書室も見させていただいてきました。

各学校でそのあり方はそれぞれであり、現在の6葛西小さんのように
学校の顔となるような図書館もあれば、
ぼろぼろになった本が、雑然と置かれ、あるいは少ししか本がなく、
誰も行きたいと思わないだろうと思われるような場所もありました。

予算が必要と、ご報告にもありました。
行政として取組んでいくこととして、
本の蔵書数を増やすこととともに、
専任の司書教諭の配置を求めていきたいと思います。

実践のご報告、本当にありがとうございました。~

何人かの方からのご意見の後、座長は、
「ご意見の中には、ご要望もあった。今日のようなテーマを取り上げるということは、
行政が、こういうことを取り組んでいこうという意気込みの表れだと思う。
これからが非常に楽しみです。」と結ばれました。

教育委員会の方々は、今日のお話をどう受け止められたでしょうか。
8月の特別委員会では、「区として独自に行なう考えはない」との
ご回答でしたよね。

先月の「子育て教育力向上特別委員会」でのテーマは、「学校図書館について」。
そこでの質疑は、次の通りです。
「8月の子育て教育力特別委員会」
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