江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
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福祉の現場のすてきな女性たち(介護保険検討委員会)

2008-12-18 | 議会のこと
夜の7時から、7回目の検討委員会が開催され、私も傍聴に行ってきました。

ある高齢者施設の管理者の方もお見えで、終わってから、その実情をうかがうことができました。
その女性は、企業から、高齢者福祉の世界へ入り、さらに、障害者福祉へと
その専門領域を広げていくために、勉強を重ねていらっしゃいます。
お仕事の内容をうかがうだけでも、とても勉強になりましたし、
50歳をすぎてからも、さらにステップアップしていこうとされている姿勢が、
とてもすてきだと思いました。

また、委員として非常に具体的に先進的に意見を述べられている委員の方とも
お話しすることができました。
「介護人材がなぜこんなにいなくなったのか、それは、例えば特養を例にとると、
介護報酬が2回改定され、報酬が下がり、そのために施設は窮状をどうしのぐかということで
とても大変だった。リストラや雇用量の高い人からやめてもらわなければならないという、
今の企業と同じことがすでに、福祉の分野では行われていたのです。
さらに、介護度の重い人の入所が増え、職員の労働付加は大変になっているときに、
膨大な書類の提出が義務づけられ、ほんとうに大変な事態になっています。
ようやく国は、介護報酬に手を付け始めたが、引き下げ前に戻った訳ではない」
その言葉は、とても重みがありました。

今日もまた、活発に意見が出されていた委員会です。
現場にいる方々の切実さが伝わってきます。

そして、今晩はこれらの討議をお聞きしながら、次のようなことを考えました。
それは、このまま解散をしてしまうのでは、もったいないということです。
1年間の話し合いを重ねてきた、豊かな土壌があるからこそ、
それをつなげられないだろうかと思いました。

そして、次のようにまとめて、明日の委員会で意見を申し上げようと思いました。

中間まとめも出されて、いよいよあと2回の開催となりました。
委員の方々の、とくに現場で介護に従事している方々の積極的姿勢や、具体的意見が交わされ、
今後の江戸川区の介護の方向を考える上でも、非常に有効な委員会であると思うところです。

そこで、提案です。
今回の検討委員会の中で、今後も引き続き考えていきたいテーマが、いくつかでてきていると思います。
たとえば、地域力について、例えば、ボランティアのポイント制について、
あるいは、地域包括支援センターや施設のあり方についてなど、
1年間の中で、具体的に状況が出され、意見が交わされてきたからこそ、
このまま解散をしてしまうのでは、もったいないのではないかと思うところです。

そこで、今述べたテーマについて、分科会のようなものを設けて、
今期の委員の中から、たとえば希望制で、もう1年、話し合いを続けていただくなどできたら
いいのではないでしょうか。それは、この1年間の土壌があるからこそ、1からの出発ではなく、
さらに話し合いが充実していくのではないかと思うからです。
ぜひ委員さんと話していただければと思います。
区としてのお考えは、いかがでしょうか。

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