本日の財産価格審議会において、私たち会派は、「退席」するという方法を選びました。
それは、案件の中に、多くの住民が中止を求めている「スーパー堤防」のための、
事前買収の土地が含まれているからです。
審議会のはじめの頃は、きっぱりと反対をする、という態度を示しました。
しかし、この審議会が「土地の価格についての審議をするものであるから、反対賛成はとらない」
という方向が改めて確認されたため、私たちは、意見は申すものの
「価格については認めるものとします」という決定に、不承不承従わざるを得ませんでした。
しかし、何度も話し合いを重ね、住民の方々の声を聞くにつけ、やはり反対すべき案件であると考え、
「反対はとらない」ということであれば、「退席」という態度を示そうと決めました。
ところが最後に、副区長から「これからもこれらの案件については退席をするのか。
そうであれば、職責を果たせないので、委員の辞任も考えてのことか」と、問われました。
私たちは、結論は持ち帰ることにしました。
次回までに、どう考えるかを再び決めてこなければなりません。
以下、この日のおおよその審議経過です。
■41号北小岩1丁目東部まちづくり事業用地の買収
▶藤沢委員(日本共産党) まちづくり事業用地というが、ここは都市計画決定も事業決定も
何も決まっていません。何も決まらない前から先行買収することには納得ができません。
財産価格審議会は価格を審議するものではあるが、スーパー堤防事業を前提とした
先行買収の価格には反対です。よって、退席させていただきます。
▶藤沢・間宮、退席。
■42号篠崎公園地区まちづくり事業用地の買収
▶生活者ネットの委員から質問があり、その後「明確な答えが返ってはきていないので、
保留にしたい」と言うと、会長から「保留というのは・・・共産党が退席をするということなので、
そういう方法もあるが。」と言われ、「それならそれで」と、ともに退席をすることになる。
▶間宮委員 買収目的に関連して申し上げます。
ここには、「篠崎公園地区まちづくり事業用地として買収いたしたい」と書かれています。
詳細にいえばスーパー堤防事業を前提とした先行買収であります。
我が党のここの地域の担当議員が、地域をまわってお話を伺っていくと、
「ここに住み続けたい」という声が大変多いということ、
あるいは「一旦よそに行ったら、今操業している工場などは、既存不適格で同じ土地には戻れない」
と言っている方もいらっしゃるそうです。
もし、スーパー堤防事業が行われたなかったら、この方たちの人生はどうなってしまうのでしょうか。
この審議会は価格を審議するものであることは充分承知をしております。
しかし、その地域の方の人生を考えたら、どうしても認めることはできません。
よって、42号につきましても、退席をさせていただきます。
▶その後、3人で退席。
▶すべての審議が終わってから、副区長から、次のような意見が出された。
副区長 2つの議案に対して、委員の退席があった。
理由として、先行買収である、事業そのものについて反対であるということ。
今後、この種の議案がでてくるたびに、退席をされるのか。
そうであれば、職責を果たせないことになる。委員を辞職する気持ちがあるのかどうか聞きたい。
もし、これらの議案に限って退席するというのであれば、職責を果たすためにどうすればいいか
ということを、議会にも問題提起をさせていただかなければならない。」
会長 長い歴史の中でこういうケースはいくつもでてきているが、
価格の審議について、どうしてこういう質問がいろいろでてきているのか。
問題点を黙過することはできない。今すぐ、即答えるかあるいは持ち帰るか。
間宮委員 以前の財産価格審議会では、関連ということで、もっとたくさんの意見が
交わされていたと思う。
副区長からは、職責という問題提起がされたので、持ち帰り検討させていただく。
生活者ネットの委員 自分はスーパー堤防に反対とかではなく、議案について自分の考えと違うので
質問をし、明確な答えがなかったので、保留と言ったが、
退席というアドバイスもあったので、退席をさせていただいた。
これからも、皆さんと加わり、審議をさせていただく。
会長 難しい状況の中で、執行部、行政の考え方について、理解を得られない部分が
多少あったのではないかということを、執行部に考えていただきたい。
事前に納得はとれているのか、ということについては、疑問がある。
答弁にも説明にも、議会に疑義が残らない提案をしていただきたい。
それは、案件の中に、多くの住民が中止を求めている「スーパー堤防」のための、
事前買収の土地が含まれているからです。
審議会のはじめの頃は、きっぱりと反対をする、という態度を示しました。
しかし、この審議会が「土地の価格についての審議をするものであるから、反対賛成はとらない」
という方向が改めて確認されたため、私たちは、意見は申すものの
「価格については認めるものとします」という決定に、不承不承従わざるを得ませんでした。
しかし、何度も話し合いを重ね、住民の方々の声を聞くにつけ、やはり反対すべき案件であると考え、
「反対はとらない」ということであれば、「退席」という態度を示そうと決めました。
ところが最後に、副区長から「これからもこれらの案件については退席をするのか。
そうであれば、職責を果たせないので、委員の辞任も考えてのことか」と、問われました。
私たちは、結論は持ち帰ることにしました。
次回までに、どう考えるかを再び決めてこなければなりません。
以下、この日のおおよその審議経過です。
■41号北小岩1丁目東部まちづくり事業用地の買収
▶藤沢委員(日本共産党) まちづくり事業用地というが、ここは都市計画決定も事業決定も
何も決まっていません。何も決まらない前から先行買収することには納得ができません。
財産価格審議会は価格を審議するものではあるが、スーパー堤防事業を前提とした
先行買収の価格には反対です。よって、退席させていただきます。
▶藤沢・間宮、退席。
■42号篠崎公園地区まちづくり事業用地の買収
▶生活者ネットの委員から質問があり、その後「明確な答えが返ってはきていないので、
保留にしたい」と言うと、会長から「保留というのは・・・共産党が退席をするということなので、
そういう方法もあるが。」と言われ、「それならそれで」と、ともに退席をすることになる。
▶間宮委員 買収目的に関連して申し上げます。
ここには、「篠崎公園地区まちづくり事業用地として買収いたしたい」と書かれています。
詳細にいえばスーパー堤防事業を前提とした先行買収であります。
我が党のここの地域の担当議員が、地域をまわってお話を伺っていくと、
「ここに住み続けたい」という声が大変多いということ、
あるいは「一旦よそに行ったら、今操業している工場などは、既存不適格で同じ土地には戻れない」
と言っている方もいらっしゃるそうです。
もし、スーパー堤防事業が行われたなかったら、この方たちの人生はどうなってしまうのでしょうか。
この審議会は価格を審議するものであることは充分承知をしております。
しかし、その地域の方の人生を考えたら、どうしても認めることはできません。
よって、42号につきましても、退席をさせていただきます。
▶その後、3人で退席。
▶すべての審議が終わってから、副区長から、次のような意見が出された。
副区長 2つの議案に対して、委員の退席があった。
理由として、先行買収である、事業そのものについて反対であるということ。
今後、この種の議案がでてくるたびに、退席をされるのか。
そうであれば、職責を果たせないことになる。委員を辞職する気持ちがあるのかどうか聞きたい。
もし、これらの議案に限って退席するというのであれば、職責を果たすためにどうすればいいか
ということを、議会にも問題提起をさせていただかなければならない。」
会長 長い歴史の中でこういうケースはいくつもでてきているが、
価格の審議について、どうしてこういう質問がいろいろでてきているのか。
問題点を黙過することはできない。今すぐ、即答えるかあるいは持ち帰るか。
間宮委員 以前の財産価格審議会では、関連ということで、もっとたくさんの意見が
交わされていたと思う。
副区長からは、職責という問題提起がされたので、持ち帰り検討させていただく。
生活者ネットの委員 自分はスーパー堤防に反対とかではなく、議案について自分の考えと違うので
質問をし、明確な答えがなかったので、保留と言ったが、
退席というアドバイスもあったので、退席をさせていただいた。
これからも、皆さんと加わり、審議をさせていただく。
会長 難しい状況の中で、執行部、行政の考え方について、理解を得られない部分が
多少あったのではないかということを、執行部に考えていただきたい。
事前に納得はとれているのか、ということについては、疑問がある。
答弁にも説明にも、議会に疑義が残らない提案をしていただきたい。
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