ひなちゃんみたいにどの子も幸せになってほしいのです。

ひなちゃんは、人見知りをするようになったそうですが、わたしには抱っこしてむぎゅってくっついていてくれました。
お腹の中にいる時からお話ししてたからかなあ。声を覚えていてくれたのかなあ。
優しいじいじとばあばにも見守られ、ひなちゃん幸せ。

金土もたくさんの方にお会いしました。
かけないことの方が多いのです。
でも、みんな、がんばろうとしています。
子どもが幸せになるようにと考えれば、そうそう間違った方向には進まないはず。

お祭りが始まっています。一週間前に建てたやぐらの出番です。土曜日は、松江二丁目町会さん、貞明町会さん、一之江馬場共和会さんへ。行く先々で、大事なお話を聞かせてもらえます。

夜9時。お祭りの提灯の明かりが消されてから、ブンブーンブーンとバイクの爆音。30人くらいの高校生くらいの年の子たちです。

俺たちの出番だ。松ニ青年会のみなさんが、彼らの元へ。自分も若いときはやんちゃやってたから、あいつらの気持ちもわかる。そういうおとなからの語りかけは、ちゃんと聞く姿勢になれる子たちが大半。それでもなかには、突っかかってくる子もいる。

わたしは、その子の日常や親ごさんのことに思いを馳せます。
どの子も幸せになっていいのに、なれていない現状が見えてきます。

それでも、あなたたちを守りたいと思う私たちがここにいるよと、知らせ続けることで、何かの時には、ここに戻ってきてくれるんじゃないかとも思うのです。

金髪鼻ピアスの女の子。「あっ、カウンセラーさん。去年名刺もらいました」
って、わたしの顔を見て声をかけてくれました。

カウンセラーじゃないけど、彼女はそう思ったんだね。

うん。わたしも覚えているよ。元気だった？

はい。

本当はきっといろんなことがあった一年だったんだろうな、でも、いつか、子どもだけで解決できないことにぶち当たった時に、話してくれればいいや。

がんばれ。
がんばれ。

ひなちゃんのように幸せな子が、いっぱいになりますように。願わずにはおられません。