江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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新左近川マリーナ/話し合いもされてない中で、2年後の廃止はあまりに強引(決算特別委員会1日目)

2010-10-01 | 新左近川マリーナのこと

◆間宮由美 委員 新左近川マリーナについてお伺いをします。
 7の土木使用料になります。新左近川マリーナについては、21年4月をもって今後更新しない、すなわち22年度末をもってマリーナは廃止するという方向が突然出されました。この件について、3点お伺いをします。1点ずつお聞きしたいと思います。

 まず一つ。この件について、21年3月に利用者に対する1回目の説明会が開かれて、9月にはプレジャーボートの方との2回目の説明会が開かれています。ここでは話し合いの場を利用者の代表者との場に移して、より具体的に話していくということが決まったようですけれども、まずその後の話し合いの回数と内容をお聞かせください。

◎水口智之 庶務課長 その後の利用者との、代表者との話し合いの回数でございますけれども、平成22年1月から6月にかけて代表者の方とは1回、それと各団体の方もいらっしゃいますので、それについては2回話し合ってございます。

◆間宮由美 委員 プレジャーボート、漁船それぞれで教えてください。

◎水口智之 庶務課長 申しわけございません。今のはプレジャーボートだけでございます。漁船につきましては、22年6月に一度話し合ってございます。

◆間宮由美 委員 次に、平成22年3月の建設委員会で、区は今後1年間区の責務として使い勝手のいいマリーナの管理を進める。しゅんせつを含めて適正な管理していきたいということを明確に述べています。それで、しゅんせつのほうはどのようになっているでしょうか。

◎水口智之 庶務課長 今、しゅんせつにつきましては区で直営でやれる準備をやっているところでございます。

◆間宮由美 委員 三つ目になります。21年度の維持管理のための支出と使用料との関係をお聞かせください。

◎水口智之 庶務課長 21年度の維持管理につきましては、ちょっと細かいのが出ておりません。後でお知らせいたします。通常は人件費あるいは清掃費、光熱費等々、約1,000万円かかっているといったところでございます。
 使用料につきましては、そこに書いてございます3,689万7,772円でございます。

◆間宮由美 委員 まず説明会についてなんですけれども、来年の3月には廃止をするといって、もうあとわずかな期間ですね。ところが去年の9月の説明の後に、結局呼ばれたのは1月から6月で1回だけということでした。この6月に初めて1回、9カ月も後に呼ばれたのではないでしょうか。

その後はばらばらに代表者を呼んでいるということで、それもなぜだろうと思うんですけれども、区が区切った廃止の時期、3月があと半年後と迫っている中で、利用者の気持ちを考えるなら、やはり代表者との話し合いをすると言ったのであれば、それをすることとともに、全体会での説明会が必要だと思います。今後についてどうされるのかということを改めてお聞きしたいと思います。


 それからもう一つはしゅんせつについてですけれども、21年3月の段階でしゅんせつをするとおっしゃっていました。にもかかわらず直営でやれる準備をしているということです。

昨年10月の決特の中では、初めて保険という話が出てきました。そのとき御答弁の中でこうおっしゃっていました。「いろいろな意味で保険をかけていたので、保険でかなりの経費を所有者に払っているという面があり、保険会社がもうお手上げだという状態になっている。」

そうであれば、今まさにその保険を使わなければならないような状態が迫っているんじゃないかと考えるんですね。それはしゅんせつをしないことで本来水に浮いていなければいけない船が土の上に乗ってしまっている。そのことでプロペラが曲がってしまう、あるいは海水をくみ上げてエンジンを冷却するわけなんですけれども、そのエアフィルターが泥も一緒に巻き上げてしまうために詰まってしまうと。エンジントラブルが起こるということなんですね。もしそうなったらば、その保険での補償は大変になると思いますし、またその額も大きな額になるのではないかと考えるわけです。そこの点からもしゅんせつを急がないといけないのではないかと考えますが、いかがでしょうか。

◎土屋信行 土木部長 御利用になっている方々との話し合いの件ですが、そもそもあそこのマリーナについてはもう廃止という方針を出したときに皆さんにお集まりいただいて説明をしております。その後代表者を決めるので話し合いの場を持ってほしいという御提案をいただきましたので、それはやりましょうと。ですから、私どもはいつも皆さんのほうにいわばボールを必ずお預けしています。何カ月も間があいているというのは、向こうの皆さんからボールが返ってこないからそういう場が設けられないということでありまして、我々のほうはもう既に提案が終わっているというふうに考えております。

 それからその後ですが、行き先がなければなかなか移動ができないのは当然でございますので、これまでの間に約400バースの移動可能な移転先をあっせんしてまいりました。400と言えば、はっきり言えば皆さんにお移りいただいて余りあるほどのバースでございますが、その大切な移転先の御提案を受け入れていらっしゃいません。そういう機会を見過ごすということで応じていらっしゃらないわけで、これは私どもはお話し合いの場以上に、行き先を具体的に御提案しているということは、大切なそういう機会を失っていることだというふうに考えておりますので、これからも御提案を申し上げますが、できるだけ速やかにこういう機会を御利用いただきたいというふうに考えております。

 またしゅんせつについては、もう廃止が決まった以上、1回しゅんせつをすると何千万という大変なお金がかかります。もう既に累積の赤字がたまっているという状況で、これ以上多額のお金をかけられないということから、我々はやれることはやりますよというお話をさせていただいております。やれることとして、私たち直営で今土木部の職員が手仕事でしゅんせつをやろうということで、何度か実験をした結果、今新しい、能率のいいしゅんせつ方法を考えて、間もなくそれについても取り組んでまいろうというふうに思っております。

 それから保険ということが、これはちょっと意味が違うというふうに思うんですが、自然災害だとか、それから大きな事故があったという場合に傷んだ部分、またはその故障を直すという保険でございますので、マリーナ全体の状況を直すというような保険ではありませんので、御理解をいただきたいというふうに思います。

 今後も皆さんと話し合いの上で、できる限りあっせん先を御利用いただきたいというふうに思っておりますので、話し合いの機会を閉じているわけではございません。必ず御提案をいただいたときにはすぐ打ち返すというか、すぐ返事するという状況にありますので、できるだけ納得をしていただいて、良好な関係であそこのマリーナが閉鎖できるように努力してまいりたいというふうに考えております。

◆間宮由美 委員 皆さんからの提案を待っていたということなんですけれども、私も参加しましたが、9月の2回目の説明会の中では、あのときにもう既に代表者はじゃあこの方とこの方、それでこの方々に区から連絡を、という話だったと思います。その後いつやるんですかとお聞きしても、なかなかそれがはっきりしないまま進んでいたというのが事実経過ではないかと思います。

 また保険ということに関してですけれども、これも以前どういうことに使われたのかと伺ったときに、個別のボートの傷みですね、何かのときに何かを落して個別のボートの補償に使ったということもお聞きしています。

そうであれば、先ほどのように区がしゅんせつをすると言った、3月にするとおっしゃっているわけですね。するとおっしゃっていて、していない以上、もし先ほど言ったようにプロペラが曲がるだとか、エンジンがトラブルになった場合に使わなくてはならない状況が出てきてしまうのではないかと考えるわけで、非常に心配もするところです。それで、現在船を出せない日が出てきている、もう限界だというふうに船をお持ちの方々もおっしゃっていますので、やはりこれはしゅんせつをすぐに行うべきだと考えます。

 先ほど使用料については21年度で約3,700万円ということでした。そこから維持管理のための支出が約1,000万円ということですから、単年度で考えればおおよそ2,700円の黒字となると思います。累積収入にしても、22年度、21年度まで合わせると約7億3,000万円あるということで、私は若干船が減ったからといって、若干減っているんですけれども、20年度の収入が4,000万円あったわけです。それで、今回21年度が3,700万円ということで、若干船が減っているので減っていますけれども、しかし年間3,000万円の収入がありますから、そうであれば船を増やすということで使用料、その使用料で運営していくことが可能なのではないかと、そこの研究こそしていただくべきじゃないかと思っています。

 質問の最後になります。これまでの御答弁の中からは、21年度に決められた2年後の廃止というのは余りに強引なやり方であると思いますし、また利用者との話し合いも本当にされているとは言えない状況がはっきりしたと思います。

また21年1月の政策協議会の中で、先ほどもプレジャーボートについては行き先についてお伝えしているということですけれども、漁船については今のところ受け入れる先がないというふうに御答弁をされていました。ですから、そうなりますと漁業関係者にとっては仕事を失うわけですから、今もって明確にどこに移るかということについても示されていないと言えると思うんですね。ですから廃止は中止あるいは延期すべきと考えますが、いかがでしょうか。

◎土屋信行 土木部長 ただいまそのような考えはありません。

◆間宮由美 委員 納得できません。以上です。

 

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