南葛西第2小における工業用配水管のご接続／改築と少人数学級（９月の文教委員会）

執行部報告について。

◆間宮由美 委員 まず、南葛西第二小学校における工業用水配管の誤接続についてお聞きします。その１カ月、２カ月ぐらい前になるんでしょうか、二之江小学校で、トイレ工事中のぼやがあったということで、切ったものを放置して昼食に出かけてしまったということをお聞きしています。そちらの学校も、またこの南葛西第二小学校についても、両方とも子どもへの被害がなくて本当によかったと思うところですが、このような軽微な事故というのはこれまでもあったのか。それともここに来て増えているというようなことはあるのかどうかというのが一つです。

それから、工事の場合、元請からの下請、孫請という多重構造が非常に日本では問題になっていますけれども、実際にここの学校で間違えた業者というのは、元請のアイテックだったのか、それともその配管を実際にしたのは下請の方だったのか、わかっていますか。


◆森淳子 学校施設担当課長 まず、最初のこのような事故が増えているのかということなんですけれども、私どもが聞いているのは、大規模工事に際して火事があったとか、ちょっと子どもがけがをしたとかというのは、数件今年の夏ございました。それについても、同じように契約関係の委員会のほうで、昨日なんですけれども、学校関係のものについて３件ほど処分が出ております。同じように指名停止何カ月というものが３社ほど出ております。

もう一つ、今回の誤配管については下請がやったのではないのかということなんですけれども、私たちの聞いた説明では、そのもとの請け負った会社が、私たちが悪かったということで認めております。

あともう一つよろしいでしょうか。先ほど田中（健）委員のほうの、ちょっと誤解があるといけないので、工業用水というのは工業用の排水ではございません。工業に使える河川水というもので、飲料水になる前の、塩素消毒前の水ということでございます。
それから、トイレの洗浄水にこれを使っているのでございますけれども、ウォシュレットをつけた場合、それは上水でやります。また、トイレの中に手を洗うところがございますけれども、あれも上水です。ですので、実際には今は流す水と校庭の散水ぐらいにしか使っておりません。


◆間宮由美 委員 この夏で３件ということなんですけれども、それがこの間、何年間かの間で比べてみて、増えていることなのかそうではないのか、毎年このようにあるのかどうか。


◆森淳子 学校施設担当課長 きちんとした資料があるわけではございませんけれども、今年目立ってあったなというふうには感じております。


◆間宮由美 委員 この問題は、契約のあり方ですとか日本の多重構造のあり方とか、いろいろな問題が絡んでいるように思うんですね。ですから、文教委員会だけでどうこうということではないとは思うんですけれども、できましたらば、この間の学校教育施設にかかわるような処分などがこのようにこれまであったかどうか。過去数年間わかりましたらば、次回でも教えていただければと思います。

続きまして、もう１点。35人学級というふうに書かれていますが、少人数学級についてお聞きをします。先ほどのお話の中ではプレス発表のみで、まだ正式な報告がないということだったんですけれども、お聞きしたいのは学校改築が始まります。松江小学校につきましては、数カ月前には少人数学級については考えないというようなお話をいただいたこともありました。しかし、このように文科省の提言を受けて、どのように変更なさるのかなさらないのか。あるいは、どのようにこのことを学校改築に生かしていくのかというお考えをお聞かせいただければと思います。


◆森淳子 学校施設担当課長 一応検討はしてございますけれども、先ほど学務課長がお話ししましたように、これは国からこういうプランが出た段階で、これからどのようになっていくのかということは、区の中でこれから検討してまいりますので、それにあわせて考えていきたいというふうに思っております。


◆間宮由美 委員 松江小学校についてはもう明日ですか、工事の説明会もあるということです。もう少人数学級は日本じゅうで大きな流れになっていることでありますから、ぜひそれを見越して、今から変えられる設計変更なども含めてあれば、よりよい方向で考えていっていただきたいと思いますので、早くからの検討をお願いしたいと思います。

 

◆森淳子 学校施設担当課長 松江小学校に関しましては、35 人学級が実施されたとしても、今と同じクラス数であるという算定は出ております。ですので、35人になっても吸収できる設計になっております。