江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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「子どもの数が少なくなったときには、撤退はおひさま保育園から」(決算特別委員会�)

2008-10-02 | 保育園・幼稚園のこと
今日の決算特別委員会「福祉費」での質疑の様子です。
うちのセバタ勇団長が、質問に臨みました。

■セバタ:民営化の最大の目的が健全財政であると言っているではないか。
財政の8割~9割が人件費であるのだから、経験豊かな保育士ではなく、
人件費の安い新人の保育士に変わらざるをえない中では、保護者が不安になるのはあたりまえだ。

■全園民営化というが、受け入れはどうなるのか。
→(課長)全園を対象に考えているということであり、すぐにどうするということではない。
今すぐにするということではない。 

■都営住宅の住棟下については、又貸しになるからといって新しい公立保育園を作る予定である。
全園民営化といいながらのこの方法については、どう考えているのか。
→(課長)住棟下だからできないということではない。

■民営化園の発表は、なぜ1年半前なのか。
→(課長)職員の状況を把握できる中での1年半。しかしいろいろな意見もあるので、
1年9ヶ月前くらいまでは決定をしていきたい。
前の方まで、決めて、問題あってもいけないので、そのくらいの期日で。
あくまで、江戸川区は、法人えどがわが受け皿であり、他とは違う。

■私立保育園を残すための、おひさまからの撤退を関係者は知っているのか。
→(課長)当分の間はなくならない。今答える段階ではない。
→(区長)撤退については、文書に残っているわけではないが、
私立の保育園幼稚園が、自分たちがやるといった基盤には、子どもが減った際には、
自分たちの園を残す。そして、撤退作戦のときには、当然どこから撤退かというと、
おひさまからということであり、先方が、そういう条件を作った。

■保護者、有識者、保育士を含んだ機関を作る考えはないのか。(答なし。)

■公立を作ることはいいことだが、住棟下には公立保育園をつくり、その一方で、
何で8年間も公立保育士を採用していないのか。
おひさまでは不満は0と答弁があったが、
あたらしい施設、あたらしい保育士でいきいきとやっているのだろうと思う。
しかし、反面、新しい保育士ばかりで頼りがいがない、というアンケート結果もある。
全部が全部満足していると思ったら間違いである。
2ヶ月近く毎日下痢をしたり、おねしょしている子もでているということもアンケートにはでている。

保育は、子どもにとってどうなのかが一番大切。(区長:説教しなくてもわかってる)
今のやり方は、急ぎすぎである。保育の民営化は、国鉄とか郵政とかとはちがう。
保育園は、第2の家庭、保育士は第2の母親。協議機関を設けて、少しでも影響をやわらげることだって必要。
(区長:議会の皆さんのご賛同を得ている)

 ***

このやりとりをどう感じますか。
全園民営化の方向には、たくさんの問題点が明らかになってきました。
このまますすめさせてはいけないと、改めて思います。

私たちのよって立つところは、区民の切実な願いです。
その願いのつまったブログを紹介します。

こどもたちのためにできること~江戸川区保育園民営化について思う~

http://blog.goo.ne.jp/hoikunet-edogawa/
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