江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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121号 学校給食の栄養士を民間委託にしないことを求める陳情(11月の文教委員会)

2010-11-16 | 学校給食のこと

(陳情原文は末尾に掲載)

 

◆間宮由美 委員 決特では5億円という数字も出された。今の中道委員のお話にもかかわるところでありますが、非常勤栄養士さんの1人当たりの人件費と、民託ということを考えた場合に、1人当たりどのぐらいと考えているのかということ。人件費について。

 

また、2点目は、他区での状況という話も先ほどありました。その中にぜひ具体的に入れてほしいのが、東京都、他区他市での民託の状況。民託はどういうふうになっているかということ。

3点目は、栄養士さんが今なさっている仕事の内容を具体的に。

4点目は、前回の本会議における決特で、区長から、民託の方向でということで明言されたが、今後どのように進めていくのか。民託を進めないということも含めてと私は考えるが、どのように進めていくのかのおおよその日程を教えていただきたい。


◆土屋典昭 教育推進課長
まず、非常勤の人件費、これはすぐ出る。ただ、民託の人件費については、これは委託する中身によって大きく変わるものなので、次回までにということではちょっと難しいかと思う。
他区の状況、民託、これはすぐお出しできる。
栄養士の仕事の中身は、これも事子細に至ると、相当細かい業務の内容になるが、それは。

◆間宮由美 委員 相当細かく教えていただきたい
。さきほど民託の栄養士さんの中身についても大きく変わるというお話があったので、やはりその細かい中身の中で、どこを移すつもりでいるのかどうかということの、検討材料にもできればと思うので、できるだけ詳しく教えていただきたい。

土屋典昭 教育推進課長
そうしましたら概要をまずお示しして、先ほど申し上げたとおり、どこをどういう形で委託するということは、まだ具体的にはなっていないので、今やっている業務の概要ということでお示しをさせていただきたいと思う。ただ、今後の進め方、これについても、例えば今年度末までにとかというところも含めて、まだ実は決まっていないので、これは議論を進める中で、これから検討させていただきたいという項目になる。

◆間宮由美 委員 議論を進める中でというのは、それはどこでの議論ということになるのか。

◆土屋典昭 教育推進課これはまず教育委員会の中で、当該の栄養士会もあり、等々との議論を進めながらということで、今すぐいつまでということは、まだ結論に至っていない。

◆間宮由美 委員
では、確認しておきたいのは、来年度の4月からは民託はしないということでいいか。

◆浅野潤一 教育長 今、課長が申し上げたとおりで、方向としては区長が答弁しているのでその方向で、枠組みとしてどうしていくかを、これから栄養士の方々も含めて議論をしたいというふうに申し上げているわけで、日程もその中で決められていくということになっているので、今いつまでということは申し上げられないということである。

 

 


また、今回は、私を含めて4名の委員から資料請求がありました。
これほど意見が出るというのは、とてもいいことだと思います。
しかし、一言も参加しない委員もまだいます。

他の委員から請求された資料。

田中健委員からは、事実認識として、陳情文の無いようについての同意するしない、執行部の認識とは違う部分について表明を求める。また、他の自治体ではどのように対応しているか。

伊藤照子委員からは、 本区の学校の栄養士の配置について、小・中学校はどのような配置がされているのか。正規、非常勤の配置、また勤続年数について。

中道貴委員からは、民間委託をするという方針に至る経過、それから方針のもう少し具体的な内容と今後の展望。民間の企業に委託をした場合の栄養士さんと区費栄養士さんとの違いというもの。


学校給食の栄養士を民間委託にしないことを求める陳情

(文教委員会付託)
受理番号  第121号       受理年月日 平成22年10月26日
付託年月日 平成22年10月28日
陳情者  ・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・ ・・ ・ ・ ・ ・・・・・
陳情原文  学校給食の役割は、子どもたちの健康な成長を支えるとともに、生涯にわたって健康に過ごせるように望ましい食習慣の育成をすること、日本の食文化や食糧の生産や配分などについても、給食を通して学ぶことにあります。仲よく食べることを通して豊かな人間関係を築くことも学びます。親も子もこの給食を豊かに発展させてほしいと願っています。
江戸川区では、全国に先がけて全小中学校に栄養士が配置されてきました。栄養士は、各学校において児童・生徒と接しながら食嗜好や食習慣の実態把握に努め、それらに配慮しながら江戸川区の設定した栄養基準値を満たす献立を作成しています。旬の食べ物や江戸川区特産の小松菜を活用した給食、季節の行事食や各県の郷土料理を取り入れた給食、セレクト給食、バイキング給食、野外給食(お弁当給食)、マナー給食、リクエスト給食、地域のお年寄りと子どもたちが交流する、ふれあい給食など、様々な形態の給食を行いながら、日本の食文化や望ましい食事の選択方法を知らせたり、食への関心を高めたりできるように働きかけています。毎年増え続けている食物アレルギーのある子どもたちのために、栄養士が、担任や養護の先生、調理師などと連携して、除去食も実施しています。
常に、「安全・安心な手作り給食」をモットーに、各学校の実態に即した「おいしい給食」作りに励み、全国より「全校がそろって質の高い学校給食」と、評価されています。食育の推進では、給食を「生きた教材」として活用しながら、児童・生徒や保護者へ食の指導を行っています。このように栄養士は、学校給食や食育の要です。
しかし、多田区長は10月の第3回江戸川区議会定例会で、栄養士が退職する学校は、栄養士の仕事を民間委託するという方針を出しました。学校給食の調理業務民営化が進む中、学校給食が大きな失敗なく実施できているのは、栄養士が調理方法や衛生管理などの指導を行い、各校の児童の実態に配慮した献立作成、安全な食材の選定、食育指導などに尽力しているからです。
学校給食は教育の一環であり、単なる「昼ごはん」ではありません。親も子も、栄養士も、これまで通りどの学校でも、安全でおいしい給食が提供されることを願っています。
江戸川区では、9年前から、区費栄養士の退職補充は非常勤栄養士で行っています。他区でも正規職員がいない学校は、非常勤栄養士が配置されているのがほとんどです。正規職員での採用を望みますが、どうしても難しいのであれば、引き続き非常勤栄養士の採用を求めます。
つきましては、江戸川区議会において、子どもたちの健やかな成長のための栄養士の配置について、ご審議されますよう、下記のとおり陳情いたします。

1 区費栄養士の退職者補充は、民間委託会社の栄養士にしないこと。
2 区費栄養士の退職者補充は、正規職員あるいは非常勤栄養士にすること。

 

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