福島県民健康管理調査の結果についての、牛山元美先生の記事

さがみ生協病院内科医、牛山元美先生の記事です。

facebook Rie Arima さんのシェアより

Rie Arima「牛山元美先生は、ベラルーシにも研修に行き、同行した医師たちと、「県境なき医師団～未来のために」を結成され活動されています。首都圏で被曝にかんする心配事で検査を希望される場合、相談することも可能です。」

牛山元美先生「福島県民健康管理調査の結果で、事故当時18歳以下の福島県民約17万人中　43人　が2013年7月末時点で甲状腺癌とほぼ確定されています。
精密検査（二次検査）が必要、とされた1167人中、精密検査結果が確定した人は625人。
まだ精密検査を受けていないか、結果が出ていない方が　計542人、残っています。
つまり、625人精密検査を受けた結果43人の甲状腺癌がわかっているわけで、残りの542人からまたどんな結果が出るか、不明。ひとりも甲状腺癌が見つからなくても、今の時点で、対象の人口　10万人に対し　25人　が甲状腺癌。

2007年に15~19歳を対象に他県で行われていた調査では甲状腺癌発生率は10万人中　1.7人。

甲状腺エコー検査なんて今まで子どもにやっていなかったから、ということも考慮しないといけないし、甲状腺癌の進行が非常にゆっくりで、年を取ってから発見されるはずだったものが今検査をしたことで見つかった、ものもあるかもしれない。
でも
あまりにも数値に開きがあり、もっと慎重に、いろんな可能性を考えながら、調査を進め、結果を情報公開して、いろんな専門家の意見・叡智を集めるべきでしょう。

次の結果発表は11月？

結果発表前に担当者たちの非公開の打ち合わせでしゃべることを決めている、との報道（毎日新聞記者　日野行介著　「福島原発事故　県民健康管理調査の闇」（岩波新書））https://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1309/sin_k725.htmlもありますが、事実をきちんと知らせてほしい。」

<form id="u_jsonp_11_1h" class="live_387493834687293_316526391751760 commentable_item hidden_add_comment collapsed_comments" action="https://www.facebook.com/ajax/ufi/modify.php" method="post" data-live="{&quot;seq&quot;:0}">

 

</form>