チャレンジザドリームにかかる費用は個人負担／インフルエンザ発生報告（7月の文教委員会）

◆建部豊　指導室長 間宮委員から前回御指摘いただきましたチャレンジ・ザ・ドリーム、職場体験の実費の状況がどうかということで御質問を受けておりました。
今年度実施校の状況だけお伝えいたしますと、実費としてはやはり交通費でかかっている。一番多くかかっているところが往復で１日４２０円、片道バス代が２１０円で往復４２０円で、５日間ですので２，１００円かかっている学校というか、生徒がいるというのが今年度の一番高い金額になります。なお、当然徒歩で通えるところもありますので、全くかかっていないという生徒もございます。開きとしては０から２，１００円という間になっております。


◆間宮由美　委員 チャレンジ・ザ・ドリームについてです。交通費が２，１００円という子が一番高い値段ということだったんですけれども、その２，１００円をどう見るかということが一つあります。以前の決算特別委員会などでも自民党さんも御一緒に、この交通費を出す子が何名かいるということは、やはり家庭の事情によっても大変なことであるので、このぐらいは区として出してあげてもいいんじゃないかということを申し上げたのを覚えているんですけれども、そこの部分についてどういう検討がされてきているのかというのが一つです。

もう一つは、受け入れ先へ行くための必要なもの、交通費だけが一番お金がかかるということだったので、購入しなければならないものというのは、今年度はないということだったんですけれども、昨年、一昨年などはいかがだったかというのはわかりますでしょうか。もしわからなければ、昨年、一昨年に購入しなければならないものがなかったのかどうか。そこをまた次回で結構ですので、教えていただければと思います。

◆建部豊　指導室長 まず後段の御質問いただきました昨年度までのこれ以外の費用というものについては、特にそういう情報は得ていないんですが、特に２年前にさかのぼってもう一度確認をさせていただいて、次回また御提供させていただければと思います。

検討につきましてですけれども、実際にこの職場体験、チャレンジ・ザ・ドリームにつきましては、子どもたちの第一希望を優先していくということで考えております。実際にいろいろな御意見もいただいている中で、学校教育の中では一律ですべて行っているものではなくて、例えば選択教科という授業がございますが、技術や家庭科を選択した子どもたちは当然そこで教材費がほかの教科を選択した子どもたちよりもかかるというようなこともございます。実際に教育活動の中ではいろいろな意味で教材費に差が出てきている状況もございますので、教育委員会指導室といたしましては、このチャレンジ・ザ・ドリームの交通費というのも、そういったほかの教材と同じような差として生じ得るものだということで、現在はこの形で進めているという状況でございます。

◆間宮由美　委員　先ほど申し上げたように以前、自民党の方も御一緒に決算特別委員会などの場で申し上げたと申し上げたんですけれども、そのときからずっと思っているのが、第一希望を優先にということで各学校はされているんですけれども、実際のところはやはり希望というのが偏っていて、第二希望、第三希望になる子どもたちもいると思います。第二希望、第三希望であっても交通費が生じている場合も出てくると。やはり選択する内容、自分で選んで第一希望ということでなくても交通費が発生してくるということ。それは、仕方がないものということだけで本当にいいのだろうかという思いがあります。

先ほどおっしゃったように選択の中でも差が出てきているということですから、やはり相当各家庭の貧困差、それが今出てきていますので、その中でのさらにプラス２，１００円ということで考えたときに、いかがなものかなというふうには思っております。
教育費全体の中でやはり考えていって、区として出していくべきものはどこかというのをさらにちょっと検討する必要があるかなというふうに思っています。


◆土屋典昭　学務課長 新型インフルエンザの関係で１点だけ報告をさせていただきます。先週末、新型インフルエンザと疑われる事例が発生しまして、江戸川保健所においてＰＣＲ検査を実施しましたところ、１名の陽性が出ました。経過から申し上げますと、７月の上旬からぽつぽつとインフルエンザのようであるということで、簡易検査をしましたらＡ型という生徒が何人か出てきまして、小岩地区のある中学校で複数名、同様の症状であったということでＰＣＲ検査へ回したところ、１名陽性であったということでございまして、その間にもＰＣＲ検査は１件あったんですが、これは陰性、マイナスでございましたので、今のところ１２名ほどインフルエンザＡ型だというふうに言われておりますけれども、確定したのは１名ということでございます。今後も、一つのグループで複数名出た場合には、保健所経由でＰＣＲ検査をしながら注意をしていくということでございます。今現在、江戸川区のホームページ上に何々地区の学校で１件確認されましたということで公表しておりますが、夏休みに入りますので、今後注意喚起をしながら、昨年のような集団発生につながらないような監視をしていきたいということでございます。