えっ?
耳を疑いました。
説明会の席上で、説明をする設計事務所の方から出た言葉です。
「賛成しなくても、結構ですから」
「反対なら、反対でいい」ともおしゃいました。
今日、明日と予定された説明会。今日は70名ほどの参加者。
その方々が、一つひとつ、質問をしていました。
そして、源覚寺さんのご住職も、とてもていねいに、
住民のみなさんの声に答えて下さっていました。
さすが300年のお寺のご住職だと、そのやり取りを聞かせていただいていました。
ところが、驚いたのは、設計事務所の方の言葉でした。
「賛成しなくても、結構」
それは、どういうことでしょう。
真剣な住民のみなさんの気持ちを大事にしてこそ、
事業が進められるのではないでしょうか。
しかし、その言葉は、それとは反対を向いているのではないでしょうか。
みなさんの前で、意見を言うのだって、勇気のいることだと思います。
写真の女性が、もっているのは、お墓の売りに出ているところのチラシです。
何枚もかざして見せました。
「私はお墓のことなど何も知りませんでした。だから、勉強しました。
そして、条例もなく、こんなに簡単にお墓ができてしまうのだということもわかりました。
先ほど、ご住職が、この地域にはお墓がないからつくるということをおっしゃいました。
でも、まわりにはお墓はすでにたくさんあって、毎日のように、
お墓を売る広告が、入ってきています。だから、近くにもたくさんあるんです。」
「この周りを回ってみたが、ほとんどお墓がありません。都心の方があるかもしれない。」
それは、今日の説明会の冒頭で、ご住職が一番はじめにお話ししてくださったことでした。
その言葉を受けて、その女性は、チラシをかざしてご自分の意見を述べたのです。
この地域の方々は、みなさんとても聡明でいらっしゃる。
今晩の質問を聞いていてもそう思います。
主な質問と答
●ご近所のみなさんのためにということだが、古い人が多くほとんどが大きなお寺の檀家になっている。そういう地域での布教活動というのはどのように?
ご住職:2階建ての建物を建て、事務所と法要施設をつくり、定期的にいろんなお坊さんに来てもらい、説教会をしたり、また、落語家さんに来てもらい、落語会などを開いたりしたい。
●事前に電話をしてご住職と話をしたときには、法律論ではなく、理解を求めたいと言っていた。しかしなぜ、ここの地にという理由、理念がわからない。
ご住職:お墓を通じて、布教活動の一環としてきた。生病老死の一環としての最後に、お墓がなるべく近くにあった方がよいと思う。大きな土地でなければ、採算がとれない。地主もなんとか売りたいということ。赤字になって負債を作りながらでは運営できないし、維持することができない。そのために、墓地の拡張も必要だと思っている。収益事業として、土地の貸付もしているのでなんとかもっている。潤ったところを布教活動に充てたい。
●前の林泉寺さんはあきらめた。その状況を知りながら、強行するのか。土地の入手はいつ?総工費はいくらか。
ご住職:こちらを買わせていただき、墓地を分譲して資金を回収する。林泉寺さんは、事情があおりのようだったが、私どもとしては分譲する中で、石屋さんにお願いしていく。
設計事務所:開示する義務はないので。
●林泉寺撤退後、どれくらいの寺に話をもっていったのか。あるお寺は、話をもってこられたが、きっぱり断ったと言っている。源覚寺さんは、8億の負債を負わなければならないところに、なぜ出るのか。
●お寺にお墓があるのは当然。しかし、墓地だけを飛び地(お寺もない遠いところ)に作るのは理解できない。
ご住職:色んな形で、いろんな所に墓地も寺もできていて、その一環である。住職は常駐させる。お弟子さんを常駐させる希望をもっている。
●京葉道路は、とても混む道路。それが、700ものお墓を作ったらどうなるか。
設計事務所:我々は、データもとっている。混むときには、誘導員の配置もする。なるべく車で来ないようにしなさいという申し出もできる。京葉道路はうちの問題ではない。
前回はみなさんの連帯の力で、林泉寺さんは計画を撤回されました。しかし、再び同じ設計事務所で同じ地に建てるということは、相当の理由と相当の覚悟がおありだと思います。なので、みなさんの要求を通すには、相当の知恵とまとまりが必要になるでしょう。
聡明な方がたくさんいる町会です。どうぞがんばってください。
私は、また委員会で、住民のみなさんの声を伝え、江戸川区の墓地行政をよりよくしていくために、がんばります。
耳を疑いました。
説明会の席上で、説明をする設計事務所の方から出た言葉です。
「賛成しなくても、結構ですから」
「反対なら、反対でいい」ともおしゃいました。
今日、明日と予定された説明会。今日は70名ほどの参加者。
その方々が、一つひとつ、質問をしていました。
そして、源覚寺さんのご住職も、とてもていねいに、
住民のみなさんの声に答えて下さっていました。
さすが300年のお寺のご住職だと、そのやり取りを聞かせていただいていました。
ところが、驚いたのは、設計事務所の方の言葉でした。
「賛成しなくても、結構」
それは、どういうことでしょう。
真剣な住民のみなさんの気持ちを大事にしてこそ、
事業が進められるのではないでしょうか。
しかし、その言葉は、それとは反対を向いているのではないでしょうか。
みなさんの前で、意見を言うのだって、勇気のいることだと思います。
写真の女性が、もっているのは、お墓の売りに出ているところのチラシです。
何枚もかざして見せました。
「私はお墓のことなど何も知りませんでした。だから、勉強しました。
そして、条例もなく、こんなに簡単にお墓ができてしまうのだということもわかりました。
先ほど、ご住職が、この地域にはお墓がないからつくるということをおっしゃいました。
でも、まわりにはお墓はすでにたくさんあって、毎日のように、
お墓を売る広告が、入ってきています。だから、近くにもたくさんあるんです。」
「この周りを回ってみたが、ほとんどお墓がありません。都心の方があるかもしれない。」
それは、今日の説明会の冒頭で、ご住職が一番はじめにお話ししてくださったことでした。
その言葉を受けて、その女性は、チラシをかざしてご自分の意見を述べたのです。
この地域の方々は、みなさんとても聡明でいらっしゃる。
今晩の質問を聞いていてもそう思います。
主な質問と答
●ご近所のみなさんのためにということだが、古い人が多くほとんどが大きなお寺の檀家になっている。そういう地域での布教活動というのはどのように?
ご住職:2階建ての建物を建て、事務所と法要施設をつくり、定期的にいろんなお坊さんに来てもらい、説教会をしたり、また、落語家さんに来てもらい、落語会などを開いたりしたい。
●事前に電話をしてご住職と話をしたときには、法律論ではなく、理解を求めたいと言っていた。しかしなぜ、ここの地にという理由、理念がわからない。
ご住職:お墓を通じて、布教活動の一環としてきた。生病老死の一環としての最後に、お墓がなるべく近くにあった方がよいと思う。大きな土地でなければ、採算がとれない。地主もなんとか売りたいということ。赤字になって負債を作りながらでは運営できないし、維持することができない。そのために、墓地の拡張も必要だと思っている。収益事業として、土地の貸付もしているのでなんとかもっている。潤ったところを布教活動に充てたい。
●前の林泉寺さんはあきらめた。その状況を知りながら、強行するのか。土地の入手はいつ?総工費はいくらか。
ご住職:こちらを買わせていただき、墓地を分譲して資金を回収する。林泉寺さんは、事情があおりのようだったが、私どもとしては分譲する中で、石屋さんにお願いしていく。
設計事務所:開示する義務はないので。
●林泉寺撤退後、どれくらいの寺に話をもっていったのか。あるお寺は、話をもってこられたが、きっぱり断ったと言っている。源覚寺さんは、8億の負債を負わなければならないところに、なぜ出るのか。
●お寺にお墓があるのは当然。しかし、墓地だけを飛び地(お寺もない遠いところ)に作るのは理解できない。
ご住職:色んな形で、いろんな所に墓地も寺もできていて、その一環である。住職は常駐させる。お弟子さんを常駐させる希望をもっている。
●京葉道路は、とても混む道路。それが、700ものお墓を作ったらどうなるか。
設計事務所:我々は、データもとっている。混むときには、誘導員の配置もする。なるべく車で来ないようにしなさいという申し出もできる。京葉道路はうちの問題ではない。
前回はみなさんの連帯の力で、林泉寺さんは計画を撤回されました。しかし、再び同じ設計事務所で同じ地に建てるということは、相当の理由と相当の覚悟がおありだと思います。なので、みなさんの要求を通すには、相当の知恵とまとまりが必要になるでしょう。
聡明な方がたくさんいる町会です。どうぞがんばってください。
私は、また委員会で、住民のみなさんの声を伝え、江戸川区の墓地行政をよりよくしていくために、がんばります。
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