江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
https://www.mamiyayumi.com

ローンは?子どもの通園は?知らない所へ越す不安・・・切実な声をまとめることが必要です。

2009-09-19 | 小松川ジャンクションのこと
うかがってきたみなさんの思いは、年代や暮らし方、
これからの人生設計によって様々でした。
賛成とか、反対とか、そういう簡単なものではありません。
一人でも多くの人が納得できて、一人でも多くの人が
苦しまなくて済む方法を考えなければいけないと思います。

そのためにも、必要なことは、関係する方々の思いを聞くこと、
そして、それをひとつにまとめることです。
そのために、町会もがんばって下さると思います。
でも、きっと一番は、移転しなければならない所の住民の方が、
ご自分たちで、まとまり、協議会などを作ることではないでしょうか。

それを早く作らないと、高速道路株式会社が作った計画で、
進んでいくだけになってしまいます。
計画についての賛否。そして、どちらに進むにしても、
みなさんの声を反映させる場を、作ることがどうしても必要だと思います。

お話しをうかがった方々の声は切実でした。
■40年前にも高速道路建設に伴う立ち退きをした70代の方
今回で、2度目です。高速道路の上から破片が落ちて、家に傷をつけても、
当時は補償もしてもらえなかった。うるさい音にも、ようやく慣れたのに、
また、交通量が増えれば、そのうるささに慣れるまでに時間がかかります。
今でも、排気ガスで、家の中を拭くと、真っ黒なのに。
この年になって、知らない所へ行かなくてはならないのは、こわいです。

■認知症のお母さんと暮らす60代の方
ジャンクションは本当に必要なのかどうか。
今更作ってもどうなのだろう。
母が、認知症が進んでいるので、家もバリアフリーに直したばかりです。
知らない景色の所になれば、認知症が進んでしまうのではないかと
心配で仕方がありません。

■家を新築して数年の70代の方
立ち退かなければならないと思うと、心配で心配で、寝ていられません。
最期をここで終わりたいと思っていたのに・・・
ここは安い土地であろうと思うから、補償金も安いと思うので、
そうすると、近くに土地を探せなければ、借金をしなければ建てられません。
でも、70過ぎて借金をして、また家を建てるなどできません。

■数年前に建て売りを買われた30代の方
不動産屋さんからは何も聞いていませんでした。
ローンはどうなるのでしょう。今はまだ若いからローンが組めたけれど、
それを組み直すとなると、完済できるときはかなり高齢になってしまいます。
だから、決まってしまうのならば、早く買収してほしいです。

■幼稚園に通うお子さんのご両親
幼稚園に歩いていて通える範囲で探して買った家です。
それなのに、立ち退かなければならないとなったら、
近くに同じような土地や建物が探せるかどうか。
もし遠ければ、幼稚園の園バス代がかかるようになってしまいます。
もし、違う幼稚園に移らなければならなくなったら、
園の制服やかばんを買い替えなければならず、出費が大変になります。
庭付きの家が探せるだろうか。ローンもとても心配です。

*その他にも、お子さんが、特別支援学級に通っていて、
もし学区域内に家が見つからなければ、慣れた小学校から転校
しなければいけない、など、切実な声をたくさんうかがってきました。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 補償の仕方について。あと、... | トップ | 蚊取りもぐさ入れ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿