江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
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ヘルパーさんの訪問と赤ちゃんわんちゃん

2007-11-26 | 家族・介護・自分
お世話になったヘルパーさんたちが、父のためにお線香をあげにきてくださいました。

ヘルパーになって初めての訪問先が父のところだったという若い女性は、
小さなわんちゃんのように、くんくんとないて、なみだをぬぐってくれました。
彼女が元気な声で話かけてくれるから、父も元気をわけてもらっていたのでした。

ご自分のお母さんの介護をしながら、ヘルパーの仕事をしている女性は、とってもがんばりやさんです。
「お父さんに自分のことも聞いてもらっていたんです・・・」と、いいながら、
涙でぐしょぐしょです。

一番年上のヘルパーさんは、いつも穏やかで、家族のことも気づかい、声をかけてくださいました。
とてもきちんとした方で、とても気持ちのよい方です。父もそう言っていました。
信頼とはこういう方のような仕事ぶりについてくるのだと思っていました。

男性のヘルパーさんは、みなさんの時間などの調整役です。
今の制度上、ヘルパーの仕事はここまでという、厳しいことも言わなければならず、
つらいこともあるだろうと察します。でも、だからこそ、一番今の制度の矛盾がわかると思うので、
国に対してしっかりと現場の声を上げてほしいと思うのです。
いつも明るい声で、お若いのにえらいです。

ケアマネージャーさんは、とてもよく勉強をしていらっしゃいます。
一人一人に寄り添って作り上げていく介護計画や、どんどん変わる制度など、
私も一緒に勉強させていただき、私が相談をうかがうときにどんなに力になったことでしょう。
そのときどき、父の状況を伝えにケアマネさんのいる事業所へ行っていたのですが、
ドアを開けて彼女の顔を見ただけで、涙があふれてしまったことが何度もありました。
父と私たち家族の様子を知っている方だから、苦しさも悲しさも、いつもあふれ出てしまいました。

たくさんの方が、父が人間らしく生きることを支えてくださっていました。
父が亡くなって明日で2ヶ月だというのに、
みんなで泣きました。
涙が抑えきれませんでした。

タロとメルもヘルパーさんたちと久しぶりに会うので、きれいにしてもらうために
犬やさんに連れて行くと、赤ちゃんわんちゃんが生まれていました。
小さくて、くんくんないていました。
なんてかわいい。

父の命は、逝ってしまったけれど、小さな命が生まれています。
いろんなところでね。
そしてまた、父の心が、いろんなところにいろんな結びをつくっていってくれました。
ありがとうね、お父さん。
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