江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

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精神障害者のための夜間の相談体制を(健康費/予算委員会)

2010-03-02 | 障害のこと・精神医療のこと
間宮由美 精神障害者の方々の日常の居場である共同作業所や、グループホームなどには、精神障害者の方の何割位が参加しているでしょうか。


保健予防課長保険予防課長 現在、精神障害者の数は、自立医療支援費の制度を利用している方ということで把握しており、およそ6,000人の方が区内にいると推計しています。今お話のあった地域活動支援センター、共同作業所が6カ所あり、こうした通所施設に通っている方をあわせると、登録者としては、585名。単純に計算すると9.5%ということになりますが、通常通り仕事をされている方もいらっしゃるので、必ずしもこういう施設が必要な方とは限らないと思います。


間宮
間宮由美 確かに、仕事をしながらという方もいますので、こういうところが必要でない方もいると思います。しかし、どう考えてもおうちに閉じこもりっきりになっていて、こういう場所が必要だと思われる方も、数多くまわりにいらっしゃるのも現実です。

江戸川区で、心の健康ホットラインなど取り組まれていますが、精神障害者の方の場合、一回ご相談して、わかった、終わり、ということはまずなくて、繰り返し繰り返しという話が多いと思うんですね。
そのときに、健康ホットラインでは、昨年は年間延べで、1,717件、延べですのでこれは決して多い数ではないのではないかと思います。日常的な話し相手、相談相手、居場所ということでは、共同作業所、地域活動支援センター、グループホーム等を増やしていく必要があると思うのですが、そこはいかがお考えでしょうか。


保健予防課長保険予防課長 居場所の一つとして、地域活動支援センターですが、現在中央と西葛西地域ということで2カ所となっていますが、来年度予算委も計上させていただいて、新たに春江町に1カ所新設の予定があり、精神障害者の方々が日中活動する場ということで新たに拡大する予定でいます。


間宮
間宮由美 精神障害をお持ちの方は、精神科の先生にかかるにしても、先生との相性もあるとよくいわれます。たとえば、地域活動支援センターに行ってみて、ああ良かったと思って通っている方もいるし、ちょっと自分には合わないという方もいらっしゃる。そのときに、他で受け入れられるようにということで、共同作業所やグループホームとか、他の部分でも増やしていくということをぜひお考えいただければと思います。

また、若い精神障害の方からは、ほとんど毎日ですが、メールが届きます。メールが来るのは、特に夜、また、夜中です。昨日もそうですが、「生きているのが嫌になった。」「一人でいるのがこわくなって、今パジャマのまま交番に来ました。」こういったメールがほとんど毎日入るんですが、でもほとんどは数回メールを交わすと、「安心しました。これでもう夜眠れます」となることが多いんです。
現在、夜の相談体制はどのようになっていますか。


保健予防課長保険予防課長 夜間の精神障害者の方の相談体制としましては、現在、東京都の医療情報センターの中に、緊急夜間診療システムという電話相談体制がとられており、実績としては、年間約12,000件と聞いています。平均すると一日約30件から40件と聞いています。


間宮
間宮由美 現在,区役所庁舎の1階でも、自殺防止のためのブースがつくられて、数々のチラシが置かれています。そこに置かれていた相談窓口一覧を見ますと、今お話があった夜間心の電話相談は、5時から9時半までなんですね。24時間やっているのは、いのちの電話の24時間だけ。それ以外は、5時で終わり。あるいは長くても8時か9時です。

私が先ほど申し上げたように、闇が濃くなると次の日の朝を迎えるのがこわくなる、不安になるという方が増えているように思います。私のところに入ってくるメールは、ぜったいに9時過ぎ、夜中、1時2時というのもあるんです。そこを埋めていくためには、いのちの電話一つ24時間だけでは足りないと思うんです。身近なところで、メールや電話のやり取りができるところをぜひつくっていただきたいと思うところです。いかがでしょうか。


保健予防課長保険予防課長 区内の相談体制としましては、今年度9月から心の健康ホットラインの事業を開始しています。現在9月からの実績は14件と大変少なくなっていますが、今後こういった事業の周知、それから、実際24時間体制で始めますと、その後のフォローアップ、医療機関とのバックアップ体制など、様々検討課題が多いかと思いますので、現在やっている東京都の事業等々、連携をはかりながら、充分に精査をしまして、必要性等についても研究して参りたいと思います。


間宮
間宮由美 精査しながらということなので、研究をお願いします。区長からも、自殺者を出さないということで、先ほどご決意がありましたが、「一人も自殺者を出さない」ことが必要だと思いますので、よろしくお願いします。


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