国宝をはんこにしよう★鳥獣人物戯画

　横浜での展示中に、着物アロハの日下部幸枝さんから、いろいろなはんこのオーダーをいただきました。
　家族全員、カエルがお好きだそうで、いくつかカエルを作りました。

　そのなかでも、旦那さまからのリクエスト、「鳥獣人物戯画のカエル」にいたく感銘をうけました。
　リクエストは、カエルだけピックアップしてください、ということでしたが、作ってみたら、あら可愛い。
　資料としてポストカードをご提供いただいていたので、ほかの絵のはんこも作りたくなってしまいました。

☆鳥獣人物戯画について★Wikipediaより抜粋

鳥獣人物戯画 （ちょうじゅうじんぶつぎが）は、京都市右京区の高山寺に伝わる絵巻物。国宝。一般的には鳥獣戯画と呼ばれる。甲・乙・丙・丁の全四巻からなる。なお、現在は甲・丙巻が東京国立博物館、乙・丁巻が京都国立博物館に寄託されている。

鳥羽僧正覚猷（とばそうじょう かくゆう）の作、と伝えられるが、それを示す資料はなく、むしろ鳥羽僧正の筆が加わっているかどうかも確かめがたい。各巻の画風の違いから、複数の作者によって書かれたとする説があり、制作年代は12世紀～13世紀（平安時代末期～鎌倉時代初期）とみられることから、作者も制作年代も異なる別個の作品の寄せ集めで、いわば戯画の集大成といえる。おそらく歴史上無名の僧侶などが、動物などに例えながら世相を憂い、ときには微笑ましく風刺したものであろう。

動物や人物を戯画的に書いたもので、特にウサギ・カエル・サルなどを擬人化して書かれた甲巻が非常に有名である。当時の世相を描いたものとして知られ、「日本最古の漫画」とも言われる。











これを使ってギガTシャツも作ってみました

　
　
以上。…個人で楽しむための国宝はんこでした～。

　それにしても、筆遣いがすばらしい！！日本最古のマンガ…と言われているけれど、動物の体はいたってリアル。そして動物たちの表情がまたすごい。ウサギが笑いころげている絵がとても好きです。

　模写…というのはいろいろ勉強になってよいものですね。

　写す＝「パクリ」ではなくって、実際になぞってみることで、先人の筆さばきを学んでいくというのが「模写」であると思います。

　作っていてとても楽しいはんこでした。
　ご提供くださった日下部幸枝さんには感謝しております。









今年もクリエイターゾーンに出展します
　





２００８年９月１８～２３☆銀座のギャラリーS.c.o.t.t Creator's File にてグループ展「ねこ展」に参加します




今日も「はんけしくん」と共に

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