母の忘れもの

軽度認知障害になった母の記録

一緒に食事をとらない両親

2020-06-10 14:27:26 | 日記
煮物を作ってもらえない父のために
実家から持ち帰った筑前煮の下ゆでで筑前煮を作って実家に持っていった

実家の夕飯は早いので前日に作って
次の日
私が仕事から帰ってきてすぐ持っていった

ちょうど夕飯の支度をしているところだった
ドアを開けると焼き魚の臭い
焼き魚に筑前煮だったらちょうどいいかも
と思って奥に入ると
父の座っているリビングの座卓に
肉団子の甘酢あんと玉ねぎスライスとタコとキュウリの酢の物が並んでいた

2人で食べるのかと思ったら
ダイニングテーブルにも同じように並んでいる

昔は食べる時間が違うから別々で食べるのも仕方ないかと思ったけど
2人になったんだから一緒に食べればいいのに

つくづくめんどくさい両親だ😓

しかたなく筑前煮をレンジで温めて2つに分けてリビングとダイニングにそれぞれ置いた
筑前煮を分けるために出したお皿はやたら汚くてベトベトしていたので洗い直してから使った

すると気がつく

入ってきたときに臭っていた焼き魚が出ていない‼️

母はガスコンロの魚焼きグリルを使いたがらずに魚を焼くためだけにロースターを買ってずっとそれで魚を焼いていたのでロースターの方を確認したが使っている様子はなく
ちょっと探してみるとガスコンロの魚焼きグリルが使用中だった

焼いている魚は塩鮭一切れ

冷蔵庫に前日までのアジのたたきがあった

フライパンに鱈のみりん干しもあった

どうやら調子のいい日らしく
目についたものを片付けようとしたようだ

それにしても量が多すぎる

これが父の言う
「たくさん出てくる」状態なんだろうな

そしてもうひとつ気付いたのは
鍋を使った料理がなかったこと

暑い日だったからそれでもいいけど
煮物や汁物が全く出てこなくなったと言っていた父の言葉がよくわかった