母の忘れもの

軽度認知障害になった母の記録

4月の診察

2020-06-11 17:26:46 | 日記
コロナで世の中がざわついている中
母の診察があった

午後の予約だったが
ほとんど患者さんがおらず
密を避けたいこのご時世に
大変ありがたい状況だった

先生「どうですか?調子の悪い所とか困ったこととかありませんか?」

母「ええ、特にありません
なんでも出来てるし、どこへでも行けるし」

鞄がなくなったと言ってその前に行ったスーパーと薬局に走っていって結果家にあったのを父が見つけた
(この時私は家族と出かける車の中から泣きそうな顔で薬局の方から走ってくる母を目撃したので後で父に聞いた)
とか
たまたま私が用事があって仕事を休んで朝から忙しく支度をしているところに母が入ってきて
母「あんた、休みならちょっとうちに来てテレビ直してくれない?電気屋に頼んだんだけどいつ来てくれるかわからんし」

私「無理だって、私用事があって休んでるんだよ❗今から銀行行かなきゃいけないし帰ってきたらすぐ出掛けなきゃいけないし

そう言っているのに引き下がらずぶつぶつと言っているので

私「じゃあ銀行が早く終わって寄れそうだったら寄るわ

と言ったのに銀行の用事がスムーズに終わり実家に行くと電気屋さんは断ったと言う

テレビは簡単に直ったが来れるかどうかわからないと私は言ったのにそんなにすぐ電気屋を断るなんて考えられなくて
目の前で母に電話をさせて確認したら本当に断っていた

しかも父にも電気屋がテレビを直したと言ったらしい
そして母自身も私が直したことを覚えちゃいない(私の努力を返せ)

とか
冷蔵庫が大変なことになっているとか
私たちから先生に訴えた🗣

先生は介護サービスをまだ拒否している母に「ご家族が決断できないようなので私が決めてあげましょう❗介護サービスを使いましょう❗」と勧めてきた

すると突然母が泣き出す😭

なにも言ってないのに父に向かって
「あんたが先生に私はなんでもできてるのにできてないとか言うからこんなことになったんじゃない❗」
と八つ当たり

私も父も先生までも「何にも言ってないよ」と突っ込みを入れる

「嫌です‼️」
と泣き続ける母

あまりの拒絶っぷりにみんなドン引き

仕方ないのでもう少しこのままでと言って
終わりにしてもらった

この時は父が困ってないなら介護サービス利用するのもまだまだ先かもと思っていたが母が何も出来ていない現状がここ1ヶ月で明らかになってしまった上に体調を壊すまでになって父も焦ったようで少しずつ動き出した

今月また診察があるが
先生にお話しすることがたくさんできたなぁ