まいにち

まいにちは書けません

深夜のバーではないけれど

2019-10-20 21:40:59 | 日記
 人でいっぱいの中央通りを外れ、細い道に面した広東料理の店に入りました。
 テーブルが2つとカウンターだけの、こじんまりしたところです。
 カウンターに座ると、しばらくしてテーブル席の4人が帰りました。
 急に静かになりました。
 換気扇の音と、かすかに流れるBGMは二胡の調べ。
 厨房は別のフロアにあって、エレベーターで料理は運ばれてきます。
 カウンターの向かいに、店の人が頭だけ見せて座っています。
 ボソボソ。
 声を出しにくい雰囲気に、連れと小声で話します。
 五目チャーハンとワンタン麺が運ばれてきました。
 さあ食べるぞ!
 レンゲが器に当たる音と、麺をすする音が店の中に響くと、もうこれ以上音を立ててはいけないような気がして「おいしいね」と、ささやくのでした。

鑑賞の心得

2019-10-19 20:38:37 | 日記
 席の前が通路だったので、映画の途中でトイレに立つ人の姿が目に入ってきました。
 2時間と長いためか、席数が多くて人がたくさんいるからなのか、入れ替わり立ち替わり、人が行き来します。
 幸い、スクリーンの位置が高いので、人の姿が視界をさえぎることはありません。
 それにしても多いなあ。
 これから見られない数分のシーンが、とても大事な意味を持つかもしれないのに、それを犠牲にしてもトイレに行かなくてはならない。
 それはつらい決断です。
 それにこの『ジョーカー』、ひとつひとつの場面が、隅々まで気を配って見たくなる作りなのです。
 途中で、お茶を飲むのをやめました。

世の中の動きについていけるか

2019-10-18 17:32:41 | 日記
 シャツに薄いセーターだけで外に出たら、思っていたよりずっと風が冷たくて、慌てて上着を取りに戻りました。
 秋物のジャケットです。
 バスに乗ると、車内の多くの人たちが、厚いコートやジャンパーを着ています。
 ダウンを着ている人もいる。
 そんなに寒いのか。
 しばらく家にいる間に、世の中は冬がきてしまったようです。
 まだクローゼットに吊るされたままの秋物がありますが、出番がないかもしれない。
 だから秋物の上着は、何年も新品のような状態を保っているのです。

いつかくるその日まで

2019-10-16 18:46:24 | 日記
 ときどき訪れていたカフェで、いつものようにサンドイッチとコーヒーを注文しました。
 合計金額が、いつもより少し高い。
 消費税が増えた分です。
 わかっていたことですが、動揺します。
 お気に入りのカフェが、ちょっと遠のいた感じがします。
 店には何の落ち度もない。
 美味しいサンドイッチとコーヒー、適度に埋まった席、心地よいざわめき。
 きっと増税には慣れます。
 そのうち10パーセントを当たり前に受け止めます。
 でも、いまはまだ。

試してみた結果

2019-10-14 18:40:44 | 日記
 窓ガラスに貼る紫外線よけのフィルムを使い切ると、細長い紙の筒が残りました。
 何かに使えそうな気がします。
 肩を叩いてみます。
 たいしたことはない。
 穴を開けて笛にするとか。
 子供の自由研究ではありません。
 捨てるか。
 でも、なんかもったいない。
 頭を使え。
 足の下でコロコロ転がし、マッサージ棒にしました。