『6人の容疑者』自炊して読了
『ぼくと1ルピーの神様』を書いたインドの小説家ヴィカス・スワラップの作品です。
『ぼくと1ルピーの神様』は子どもが主人公ですが、インドの社会状況や身分制度など、
赤裸々な負の面がクイズの回答の形で語られてゆく、印象に残る小説でした。
『6人の容疑者』はさらにインド社会の暗部にまで触れていきます。
驚くのは・・・
この作家ヴィカス・スワラップの経歴です。
インド外務省の役人で、しかも大阪領事館の総領事時代に出版されています。
どんな思いで書いたのか、母国からの批判や迫害は無かったのか・・。
相当に勇気のいる出版だったのではないでしょうか。一読の価値あり。
ちなみに本は、裁断して自炊
目に優しい電子書籍リーダー(kobo)で読んでいます。
文字は文庫本よりやや大きくなり、本体は、iPadminiとほぼ同じ大きさです。
老人には有り難いですね。
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