マレさんの休日2

北国のアウトドアー&インドアー

紙屑となってもデーターは残る

2018年11月17日 | 読書

『6人の容疑者』自炊して読了

『ぼくと1ルピーの神様』を書いたインドの小説家ヴィカス・スワラップの作品です。

『ぼくと1ルピーの神様』は子どもが主人公ですが、インドの社会状況や身分制度など、

赤裸々な負の面がクイズの回答の形で語られてゆく、印象に残る小説でした。

『6人の容疑者』はさらにインド社会の暗部にまで触れていきます。

驚くのは・・・

この作家ヴィカス・スワラップの経歴です。

インド外務省の役人で、しかも大阪領事館の総領事時代に出版されています。

どんな思いで書いたのか、母国からの批判や迫害は無かったのか・・。

相当に勇気のいる出版だったのではないでしょうか。一読の価値あり。

ちなみに本は、裁断して自炊

目に優しい電子書籍リーダー(kobo)で読んでいます。

文字は文庫本よりやや大きくなり、本体は、iPadminiとほぼ同じ大きさです。

老人には有り難いですね。

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