枯れかかった老木が、徐々に前傾しながら
山麓の物置小屋を見下ろしている。
このままではスチール製の小屋がつぶれてしまう!
切り倒すにしても下手をすると、直撃の手助けにしかならないかも知れない。
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・・が、半年我慢したが、もう手をこまねいてはいられない。
苦労しながら幹の途中にロープをかけ、ウインチで倒す方向へテンションをかけながらの作業
ウインチが勝つか老木の重心が勝つか?
チェンソーで受け口を作り、目印の枝を挟んで
反対側から追口を切る。
ウインチでテンションをかけながら、慎重に進める。
ピシピシと音が聞こえ始めたら退避
思っていた方向のやや左へ倒れ、物置の被害は免れほっとする。
・・が横になった枝の先端は、菜園のネットフエンスまであと20㎝くらい。
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何とか春からの懸案を処理
樹高15メートル、直径約30㎝の腰の曲がった老木は、
見上げる度に自分の老体と重なって見えていた。
いつかは、人の迷惑にならない所へ倒れられたらいいのですがね。
重心のかかり具合から、自分には無理かなと思ってましたが、何とか倒すことができました。あまり調子に乗ると危ないので気を付けます。
やっちゃんの方は、かなりの巨木相手なので「かかり木」になると大変ですね。それにしても良く体が動きますね。感心してます。
年を越さずに終わってホッとしています。
でも倒した後の片づけが残っていて、これから一仕事ですよ。