2016年1月16日(土) 11.901km
昨年末に忘年会に参加させて頂いたH社さんから、今度は新年会にお誘い頂いた。PM5:00のスタートとの事なので、お伺いする前に一歩きする事にした。
昨年の6月、後2航路を残して中断していた「大阪市営渡船巡り」。
その2航路が、丁度H社さんの近辺に位置しており絶好の機会になった。
寒くなりそうな予報だったが、天気が良くて風も無くいい日和になった。
天王寺をスタートして、西成のディープな裏道を彷徨い歩き、最初の目的地「千本松渡船場」を目指す。
途中の酒販店で持参用の日本酒「玉乃光」を購入。
渡船場は「千本松大橋」のたもとにある。
橋は以前に踏破済みだ。10名位の乗船客がいたが、皆さん自転車で徒歩は私だけだった。
通称「メガネ橋」と言われる通り、両岸の螺旋状の道路が印象的な橋の下を船は進む。
南恩加島側に上陸。
岸壁には幕末の頃のこの辺りの風景を描いた浮世絵「浪花百景・木津川口千本松」の複製が掲示されていた。
対岸を望むと何の工場だろうか、まるで要塞の様な古い工場が存在感を示している。
南恩加島の界隈を散策して大船橋で木津川運河を渡り船町へ。
次の目的地「木津川渡船場」へ向かう途中、中山製鋼所の前を通る。
詳しい事情は知らないが、工場の建屋の一部を取り壊す工事が進んでいた。大好きな建物だっただけに淋しい気がする。
渡船場に到着する頃には少し陽が傾き始めていた。
時刻表を見ると次の便(16:30)までまだ30分近くある。そんなに寒くは無かったので、ベンチに座って音楽でも聴きながら待つ事にする。
金色に輝く川面をカモメや鵜が飛んで行く。
目の前を大きな貨物船が悠々と通り過ぎていった。
先程購入した「玉乃光」を飲みたい衝動に駆られるが、さすがにぐっとこらえる。
そうこうしている内に出船時間になった。
乗船客は私一人、まあこんな時間にこんな所で渡船に乗る人間は少ないのかも知れない。
対岸の平林の渡船場に上陸。
ここまで来ればH社さんまではそう距離は無いし、時間も少しある。
夕陽が綺麗になってきた事だし、新木津川大橋の中間地点の最も高い所まで登って見る。
木津川の上流方向を見ると、今日のスタート地点の「あべのハルカス」が夕陽を受けて輝いて見えた。
ここから来た道を引き返して橋を下り、少し歩いてH社さんに到着。