電車の遅延

　　１２月１日早々電車が遅れた

小川町まで行く為、事前にネットで電車の時刻を調べた。

福生発９時４９分の青梅特快に乗り新宿で地下鉄に
乗り換えると、待ち合わせの時間に丁度間に合う。

福生で座席が確保できたので、４０分程度ゆっくり本が読めると
喜んでいたのだが、２駅ほど進んだところで、何やら車内放送が・・

”中央線のトラブル？　で、２０分程遅れが出ている・・
この電車は、立川止まりとしますので、立川で乗り換えて下さい・”

あっちゃー！
完全に遅刻だ！

案の定、立川から乗った電車は大混雑！
本を読むどころではない。

車両の一番前、３ッ席のある奥に立つ。
同じく立川から乗ってきた高校生くらいの女性が一つ間を置いて立った。

２駅くらい先で、その女性の前の席が空いたので、女性は持っていた
傘をポールに引っ掛けて座る。

吉祥寺位だったろうか、直ぐ近くに年配の夫婦が立ったので、
その若い女性とその隣の座席の人が、席を譲った。

なかなか感心だ！
躊躇せず、直ぐ席を譲ったところは微笑ましい・・・　

やがて、３０分ほど予定より遅れて新宿に到着。

私が出ようとしたとき、その女性は目の前の席が空いたので座る・
と・　何やらきょろきょろ・　　彼女が座ったとき、ポールに引っ掛けた
傘が見当たらないのである。

確かに、傘は無くなっていた！

私は何もできず、人の流れに任せて電車を降りた。

折角、親切な行動を取った後なのに、随分とがっかりしただろう。

ちょっと考えさせられる朝だった。