リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

静かな山間の野池3

2021年07月17日 | 野池
 7月に入り、梅雨も開けようとしている。梅雨末期の不安定な天候で時折、雷雨に悩まされているこの頃です。
 6月から山間の野池を攻めているのですが、なかなかいい結果が出せていません。一応先のブログの記事と違って、今回は場所を変えて違った野池からの報告です。違った場所ではありますが、距離的にも近く、環境もよく似ていて、その意味では同じような山間の野池と言えると思います。
 先週もこの池で奈良の Mさんと竿を並べましたが、私のポイントはアタリもなくMさんのポイントで午後1時半過ぎにアタリがあったものの、ラインブレイクとなりまして、鯉の姿を見ることはできませんでした。その際、鯉のハネは確認できて、大きさも90cm前後だったので、今週からその鯉が跳ねたポイントを半日単位で攻めてみましたが、まったくアタリもなく5回目のチャレンジの今日になりました。
景色は自然のままでこれ以上ない光景です。写真で見える藻の向こうと右端に餌を打って車で待機です。釣り座は杉と檜の木立で囲まれ、日差しは避けられてしかも涼しい風が心地よい釣り場で木漏れ日も目に優しく足元には苔が生えているという状況です。
 今回は早朝5時までに奈良のMさんと愛知のTさんと3人で竿を出すことになりました。奈良のMさんは先週と同じポイントでリベンジを考え、愛知のTさんは先週の私の出していたポイントで、私は写真の今週攻めているポイントです。
 私のポイントは水深が2m弱の浅場で底は赤土です。左手手前から流れ込みがあり、右手はなだらかな浅場になっていて、立木が水面から顔を覗かせています。また、写真のように水草が水面から顔を覗かせています。
 フィーディングは水草のヘリに沿って2掴みほどそれぞれのポイント近くに打ち、セットし終わったのは、6時半頃でした。そこから3人でゆっくりコーヒーを飲みながら楽しい鯉釣り談義になります。ある意味この時間帯が一番楽しい時でもあります。今日の期待に話も弾み、日頃の仕事のストレスから解放される時間でもあります。
 9時過ぎに少しアタリがありましたが、その後はなかなかバイトアラームも反応がありません。10時頃に当たりのあった竿の餌交換をして、眠気に襲われてウトウトし始めるのでした。
 12時過ぎには昼食を軽く食べて、各人が思いのまま車や椅子で携帯をいじったり昼寝をむさぼったりの時間帯になり、先週1時40分にアタリがあったので、時計を見ると丁度その時刻で、ここでアタリがあったら釣り座まで200mはあるのでシミュレーションを頭の中に描いている時で、突然バイトアラームの連続音に椅子から体を起こし、釣り座にダッシュ。
 二人の釣り仲間も続いて来てくれます。途中檜の木立の中を走りながら釣り座に着いた時には、リールのスプールの回転は止まっていました。
 糸は150m程出されていて、竿を持つとかすかに手応えを感じます。リールを巻きながら竿先から魚の様子を伺いながらのやりとり開始です。一応魚は付いているようですが、引きの強さもなく確実に寄ってきます。その手応えから、大きくないと直感しました。しかし途中で横走りする感じからは大型とも感じたりしながら段々と寄せてきます。水草を回避してその右の切れ間から魚を導いてきます。アシストしてくれる二人には思わず、「小さいです」と声をかけました。そして10mほど近くまで寄せてきて、魚体を確認すると意外に大きさを感じます。奈良のMさんがネットインしてくれて、魚を確認すると90cmを超えてる感じで、この池らしい野鯉系の素晴らしい形の鯉で、久しぶりのいい形の鯉に年甲斐もなく興奮してしまいました。



重さは意外に軽く10kgほどです。最近は野鯉系の鯉が少なく、養殖系の太った鯉が多く、このような綺麗な鯉は珍しいくらいです。この池ならではの形に大いに満足しました。この池での初めての鯉がこの鯉ですが、久しぶりの納得感のある鯉に満足です。アシストしていただいた両氏にはこの場を借りてお礼申し上げます。

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