11月に入っても夏日になったりと,今年の異常気象は止まるところを知りません.その影響はCarpfishingにおいてもかなり見受けられます.湖沼の藻が多かったり,水鳥の飛来が遅れているとか,水温の下落が遅い等,その結果,鯉の喰いにも影響が出ているように感じられます.
もう15年ほど余呉湖に通っていると,この間,この余呉湖にも様々な変化が見られ,それが続くこともなく,変遷していく様を実際に見ていると自然の不思議さを実感させられます.
今年は,藻の繁茂が例年以上で,数年単位でその繁茂状況が変わっていく様は,余呉湖で釣りをしていて,一番目にする釣り環境の光景かも知れません.釣果の方も,釣れる時間帯も,少しずつ変化したりしていますが,今年は夜に当たることは少なく,殆どが昼間の時間帯です.今回の当りも全部午後の3時半ごろで,今までの余呉ではあまり釣れたことのない時間帯でした.
一本目が94cm
2本目が89cm
3本目が106㎝の大型でした.
最近の釣れる,喰って来る時間帯を考慮すると余呉湖に到着する時間帯を意識するようになりました.午後3時半くらいから夕方にかけての時間帯に照準を合わせて,その3時間前には餌を打っておきたいと思うようになります.これは今年の一つの特徴ともいえるので,来年はまた変化することも十分に考えられます.毎年同じ傾向だと面白みもなく,こうした変化を自分で感じ対応していくところにも,この釣りの面白さの一端があると言えます.昨年の傾向で言うと,これから12月までが釣り人も減っていく中で,釣果において,確実にその数と大きさも増していく傾向になりますので,それを意識した釣行を心掛けたいと思っています.
今回のタックルは
ロッド Century C2 13ft 3.5
リール Ukdaiwa tournament iso 5000QD
ライン フロロカーボン 4号
先糸 ケプラーノット20号
おもり 20号
ハリ BLADE exstra strong 2号
喰わせ餌 ユーロカープ クライマックス20㎜ ダイナマイトベイツ ソース18㎜ シングル ブローバックリグ
寄せ餌 各竿に喰わせ餌のボイリーを5粒!程度
寄せ餌の少なさに驚かれる方もいるでしょうが,余呉湖のような場所では,蒔く餌に比例した釣果は望めません.違和感なく喰いやすい状況を釣り場に作ることが大事です.しかし,たくさん撒くことよりも少なく撒く方が格段に勇気がいります.胸に手を当てて考えてみると確かに分かります.ベテランでもなかなかできないと思いますが,実際の私の釣果にも影響が出ています.この1年でメーターオーバーも10本を数えますし,多くのフィールででも確認できています.例えば,余呉湖,琵琶湖,牧田川,西湖,野尻湖等々.一度試されるのもいいかと,蒔き餌を少なくするという,少しの,しかし,かなりとも言える勇気でがいりますが.また,少なくとも1年は続けないとその結果は判断できないと思いますが.