石臼玄麦自家製らーめん「丸竈」店長のブログ

県産玄麦を石臼で挽いた自家製麺専門店。人気は鶏白湯。
なると以外全て自家製で素材を大事にしたらーめん。

イソライトかまど

2015年07月22日 | らーめん

丸竈の店内に入ってすぐに、竈があるのですが、この竈は正式名称は「イソライトかまど」といいます。

能登半島でとれる珪藻土を原料とする、特殊耐火断熱レンガ を使用した業務用かまどです。

薪やガス(要工事)を使う本格的な竈ですが、丸竈ではこの竈はディスプレイとして置いています。

東日本大震災のような災害時には、地域住民の方々に野外の炊き出しとして利用できるよう、いつでも移動ができるようにしています。

あたたかくて、食を満たしてくれる「竈」の周りに人々が集まって、丸い縁になっていく=「丸竈」

お店の名前のコンセプトを象徴するためのものが、この「イソライトかまど」なのです。

この竈を選ぶにあたって、竈を制作する工房にも図面を描いて頂いたりしましたが、3年前に4泊5日の石川県を周遊し、青い海の美しさに魅かれ、たいへん思い出深い旅となったことも、能登半島でとれる珪藻土を使ったこの「イソライトかまど」を選んだ理由でもあります。

 

7月なかば、なんとこの「イソライトかまど」の製造元の「株式会社イソライト住機」のかたが、丸竈のラーメンを食べに、石川県七尾市石崎町から車を走らせてご来店下さいました。

会計時であったのと、ちょっと手が込んでいた為、遠方からいらっしゃっていただいたのに、このご縁に何もできないでしまいました。

後でお礼のはがきを書こうと思ったのですが、日々の忙しさにそれもしないでしまいました。

心残りなかぎりです。

 

イソライト住機さんでは、このような2連式の竈も商品化しています。