おはようございます!
台風16号の影響で、朝から雨が降っています。
雨脚は激しく、雨音が窓の外に響いています。
室内にいて、うれしく、落ち着くのは雨音のせい?
さて、今日はハル文庫の常連、中学性の歩ちゃんの話からです。
歩ちゃんは絵を描くのが大好きなのですが、先日、こんなことを話していました。
「わたしがいつも絵を描いているのを知って
友だちの妹から挑戦状がきたんだ。
その妹も絵を描くのが好きなんだって。
それで、スノーマンのボカロの歌詞からイメージして絵を描いて
どっちの絵がうまいか勝負したい、だって」
「勝負だなんてすごいわね。頑張ってね。絵ができたら見せて」と答えておきました。
面白いなと思いましたね。
“歌詞からイメージした絵” というのも
ほんとに「絵を描くのが好きでたまらない」みたいだし。
“絵で勝負” というのも、なんだか前・前世紀の決闘みたいで
少しばかり血がたぎります。
子供って面白いなーと思ったり。
問題はスノーマンのボカロでした。
ジャニーズのグループ「スノーマン」の歌に「ボカロ」という題名のものがあり
その歌詞をベースに絵を描くのかな?? くらいに思っていたのです。
でも、違うんですね。
ボカロは「ボーカロイド」の略語。
そしてボーカロイドとは、Wikipediaによると
ヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称である[1]。略称としてボカロという呼び方も用いられる。メロディーと歌詞を入力することでサンプリングされた人の声を元にした歌声を合成することができる。対応する音源については、主にヤマハとライセンス契約を締結した各社がサンプリングされた音声を収録した歌手ライブラリを独自に製作し、ヤマハ製のソフトウェア部分と組み合わせて製品として販売されている[2]。なお、VOCALOIDを使用した楽曲はボカロ曲、VOCALOIDを使用して楽曲を作る作曲家はボカロPと呼ばれる。「VOCALOID(ボーカロイド)」および「ボカロ」はヤマハ株式会社の登録商標である。
ということでした。
待ってよ!!
調べてみると、absorb(アブソーブ)というアコースティックバンドに所属していた
halyosy(ハルヨシ)と称する森晴義さんの作詞作曲で、
「スノーマン」という楽曲があるそうです。
ボーカロイドを使って、音源であるKAITO(男性ボーカル)や初音ミクらに歌わせています。
↓ こちらはその一つ
なるほど、とやっと納得しました。
いままで機械でつくった音声や画像のアイドルなんて、と思っていたけれど。
歌を作って表現する人の選択肢として、これまでの
①自分で歌う
②誰か歌の上手な人に歌ってもらう
に加え
③ボーカロイドというパソコンを使った音声合成技術で
アニメ画像を付した音源に歌わせる
という新しい選択肢が加わったということですね。
(解釈・および表現が間違っていたらどなたか訂正していただければ…)
機械で合成だなんて、と距離を置いていましたが
結局は歌を作る人間の表現者がいて、その表現者がたとえばピアノを弾くように
パソコンを操作している。
あくまで表現者ありき、ということに思いいたって、
面白い!!と思い始めたところです。
森晴義さんとかはボカロPと呼ばれるそうで
米津元帥さんやYOASOBIのAYASEさんもボカロPなのだそうです。
やっとここまでたどって、時代に追いついた気がしてきました。
中学生の歩ちゃんの話から、新しいことにぶつかり、
心底、面白いなと思ったのでお話しました。
それでは雨ですが、今日も素敵な1日をお過ごしください!!