今回の『赤毛のアン』のキーワードは「赤毛」です。
原題は『Anne of Green Gables』。
グリン・ゲイブルスは「緑の切妻」という意味だそうです。
とにかく、原題は『グリン・ゲイブルスのアン』なのに、なんでまた、『赤毛のアン』なんでしょうね?
赤毛というのをアンはとてつもなく気にしてる、というのに。
モンゴメリーが、自分の小説タイトルが『Anne of Red hair』となっているのを見たら、「おー、ノー!!」と思うのではなかろうかと、心配します。
だって、たとえば、若ハゲの男の人が主人公の小説があったとして、タイトルは『博多のヨシオ』だったとします。
ところが、このタイトルを、主人公がはげで悩んでるからといって、『ハゲのヨシオ』にするようなものじゃないですか?
あるいは、『ハゲオくん』とか……
まあ、わかりやすいし、インパクトはあるけれど、うーーん。
『赤毛のアン』についても、そうやって改めて考えてみると、少し違和感があります。
日本人は、赤毛といっても別に悪いイメージはないので、あっさり受け入れてきたけれど、いま初版本が出るのだとしたら、『赤毛のアン』とはしないと思うのですが、どうでしょうねー?
それはともかく、キーワードは「赤毛」です。
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