↑ 左は小林愛実さん。右は反田恭平さん。2人は幼馴染だそうです。
おはようございます!
雨の日曜日です。
こんな日も心が落ち着いていいですね。
今日は寒くなりそう。
やっと「涼しく」ではなく「寒く」という言葉が出てきました。
季節は確実に移ろっています。
さて早朝に、ショパンコンクール3次予選の結果発表がありました。
日本勢では反田恭平さんと小林愛実さんがファイナルに進出。
どちらの演奏も素晴らしかったですねー。
とくに反田さんは、演奏直後のインタビューに答えて話しておられましたが
3次予選の演奏は
「自分に負けたかな、けっこうくやしい。伝えたいことは伝えられたと思うけど、
でもやりたいことはできなかった」
と悔しい思いを口にされていました。
すばらしい演奏だと思ったけれど、どこがどうマズかったというのか?
と疑問に思っていましたが、こういうとらしいです。
(角野隼斗さんと反田さんの二人で受けたインタビューで
反田さんはこんなことを言っていました。)
「人生でいちばん緊張した。
うわの空で(一曲目の)マズルカを弾いているときなんか
自分がキーボードを押しているという感覚がなかった。
実際にこの舞台にたって弾いているという感覚があるのかないのか…」
マズルカで緊張したというのが不甲斐なくて、悔しくてしかたなくて、
その次の順番だった角野隼斗さんが演奏している間、
号泣していたそうです。
自分が求めたもの、ずっと憧れのステージだった。
イメージしていたことに、環境と自分の体で追いつかなかった……
(つまり焦りまくって、地に足がつかなかった)ということらしい。
反田さんはNHKで放映され、たくさんの人たちに愛される
アニメ『ピアノの森』で、主人公の一ノ瀬海のピアノの当て弾きをしたと言われています。
あくまでウワサです。
NHKは、他のキャラクターの当て弾きをしたピアニストは公表していますが
一ノ瀬海だけは公表せず、謎に包まれているのです。
でも、反田さんが一ノ瀬海の当て弾きをしたのなら、
一ノ瀬海のショパンコンクール優勝の物語を、アニメのなかでは体現したのだから
現実のコンクールでも、きっと(ただの想像ですが)一ノ瀬海のように
コンサート会場をがらりと違う場所に変えて(たとえば森とか)
聴く人たちの心を鷲づかみにし、高みへ高みへと連れていきたかったのかも。
それが自分でも何がどうなっているのかわからない焦り様で、
うまくできなかったという、忸怩(じくじ)たる思いがあったのかもしれないですね。
(『ピアノの森』ファンの感想です。)
でも素晴らしいです。
そういう葛藤があるというのも物語。
才能がある人というのは、自分の物語をつくれる人だと思います。
だからファイナルでまた反田さんの演奏を聴けることを楽しみに
24の前奏曲を弾き倒した凄腕の小林愛実さんともども
頑張ってほしいなと思います。
ファイナルは、もうすぐに始まります。
ということで、今朝はショパンコンクールの話をさせていただきました。
今日も素敵な1日をお過ごしください!!