@サラ☆
まずはチョンボをしたお話。
前日に急遽決まった「和田誠展に行こう」という予定。
友人に東京オペラシティのアートギャラリーでやっているといわれ
すぐさま「東京」「オペラをやるホール」「ギャラリーがある」のワードが
頭の中にインプットされた。
翌日、渋谷にある東急本店のBunkamura ザ・ミュージアムを目指し、
約束の時間に着いたものの
和田誠展のポスターなどどこにも見当たらない。
そこで、はたと考えた。やっと間違いに気がついた。
もしかして、初台のオペラシティのこと!?
電話すると友人はもうに入場者の列に並んでいるとのこと。
入場制限がかかっているという情報も!!
やらかしてしまいました!!
慌てて渋谷駅に行き、JR、京王新線と乗りついで
東京オペラシティ・アートギャラリーへ。
和田誠展は思っていたよりもずっとはるかに展示が多かった。
2019年になくなった和田誠さん。
その83年の生涯に制作した作品が紹介されている。
和田誠さんの独特のタッチのあたたかいイラストは、
だれでも一度は目にしたことがあるんじゃないかな。
「こんなにもたくさんの仕事をしておられたのか!!」と驚くばかりだった。
イラストレーター、グラフィックデザイナー、装丁家、映画監督、
エッセイスト、アニメーション作家、アートディレクター、おまけに作曲家など
とどまるところを知らない才能の拡がり。
しらないうちに馴染んでいた作品群。
すごいクリエイターだったんだ。
↑ 多摩美大在学中に『夜のマルグリット』のポスターにより日本宣伝美術会賞受賞。
↑ タバコの「ハイライト」のデザイン・コンペに入賞。
父親がこのタバコを吸っていた。和田誠さんのデザインだったとは。
↑ 1961年、25歳のとき、寺村輝夫作、和田誠画の『ぼくは王さま』で毎日出版文化賞を受賞。
↑ 40年以上に渡り、2000号分を制作した「週刊文春」の表紙の一つ。
スティーブンソンの『宝島』のなかに出て来る宝の地図を図案化したもの。
やれやれ、展覧会はすごく面白く、
アートな1日に、
そしてやたらに運動した気分の1日に
すっかり満足したのでした。