オニがきた～～～！！

今年もこの季節がやってきました。

普段、言う事を聞かない子供を泣かす日です。

一般家庭では、お父さんが鬼のお面をかぶり、
子供達に豆を投げられる、ほほえましい行事ですが、

我が家のそれは、人さらい赤鬼と子供達の
命がけ闘いなのです。

この日は朝から子供達をビビらせます。
言う事聞いてなかったから、鬼が来るとか
ご飯食べてないから、鬼に連れて行かれるとか

そして夜・・・ミッションスタート！

まず、大きな声で
「今日は晩御飯食べすぎたから、うんちいっぱいでそうじゃ～！」
と言いながらトイレに行きます。

電気を付けて、ドライバーを使い外から鍵をかけて
みんなに見つからないように静かに玄関から外に出ます。

そこに用意してある衣装を身に付け赤鬼に変身。
倉庫から、手斧と角材を手に持ち準備完了。

縁側のガラス窓をバシバシ叩きながら
「ガオ～、ウオ～！」と叫んで部屋の中に入ると・・・

息子は「とうた～ん！ホンマにオニがきた～～！」と叫びながらトイレに走って行くと、
すぐ戻ってきて、「カギがかかっとる～～！」と
嫁さんの陰に隠れてました。

長女はコタツのまわりをキャーキャー言いながら走り回り、
次女は大泣きしています。

言う事聞かん子はお前らか～！
ご飯食べん子は連れて帰るぞ～！
と手斧と角材を叩きながら脅すと

みんな泣きながら「ごめんなさ～い、もうしませ～ん！」
と嫁さんに言わされてました。

娘の手を握り連れて行こうとしたところで
嫁さんから豆を渡された息子が「帰って下さい、お願いしま～す！」
と豆をぶつけてきます。

「ウオ～、痛い、たまらん」とおびえる鬼、
散々豆をぶつけられ、縁側まで追いつめられ
「今日はこれで帰るけど、いい子にしてないとまた来るからな～」
と捨て台詞を掃いて退散しました。

急いで玄関に回りにいつもの服に着替えて
トイレから水を流して出てきました。

息子は「赤鬼がきたのにうんちおそいわ～」と怒ってましたが
２人の娘は何事もなかったかのように豆をポリポリ。

女の子って不思議な生き物ですな～。
あ～疲れた～

ではまた　ガオ～！


立派な太ももの赤鬼来たら～！うまいホルモン食べようぜ～～～！！

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