11月某日
タイヤが完璧に磨耗しているので、環7沿いの《テクニタップ》で前後タイヤを入れ替える。これまでの走行距離2万2000キロ。交換時間は約20分。金1万7000円也(今思うと、むちゃくちゃ安い。しかも2万キロ以上も走っている!)。走りだしたとたんに運転がうまくなったかのように、ハンドリングが違うのがわかる。
まるでバイクが別物のように感じられる。車線変更をするときにタイヤが路面に吸いつくかのように、軽快なハンドリングで非常に気持ちいい。タイヤを替えてくれたスタッフに、パンク防止剤のことを訊いてみた。入れようかなと思っていたところだ。だが、意外な返事をもらう。
「バンク防止剤、いいですか?」
「やらないほうがいいですよ」
「どうしてですか?」
「時間が経つと錆がでるんですよ。タイヤとの接点から、空気が洩れたりすることもあるんです」と、タイヤを外したリムの内側を指し示す。「やらないほうがいいですよ」
それだけではなく、他にも何かまずいことがあるらしい。元々から入れる気はなかったが、「そうですか」とだけ答える。
「バンク防止剤、いいですか?」
「やらないほうがいいですよ」
「どうしてですか?」
「時間が経つと錆がでるんですよ。タイヤとの接点から、空気が洩れたりすることもあるんです」と、タイヤを外したリムの内側を指し示す。「やらないほうがいいですよ」
それだけではなく、他にも何かまずいことがあるらしい。元々から入れる気はなかったが、「そうですか」とだけ答える。