バイク・キャンプ・ツーリング

NERIMA爺、遅咲きバイクで人生救われる

1998年6月28日 北海道ツーリング 初日

2025年01月23日 | 1998年 北海道ツーリング
6月28日(日) 出発。(東京~青森)

 前日、プラグはネジ山の遊びの部分に細い針金をかませて、シリンダーの中に発火部が必要以上に突出しないようにする。おかげで、プチプチ音はしないようになる。ものの本によると、このプチプチ音はエンジンからの圧力漏れらしいので、これで正解だったのだろうと、勝手に納得。ネジ山には、耐熱用のモリブデン・グリースを薄くぬったので、これも少しは効いたのだろう。まあ、勝手にそう思っているだけだ。

 午後5時ジャストの出発。ひたすら東北道を北上する。午後6時過ぎ、途中のパーキングエリアでオニギリ(カミさんがにぎったやつ)をぱくつきながら、携帯電話で我が家に報告。仙台インターも無事に過ぎ、快調に飛ばしていたが、12時過ぎ、八幡平付近から霧雨。SAでレインスーツを着ていると、左リアバッグを停めている前方のバックルが外れて、バッグがブラブラになっているではないか。どあ。冷や汗ものだ。荷物が軽かったせいで、落ちずに助かったようだ。

 その前の話。仙台を過ぎたころ、途中、足の遅い車を抜くつもりで追い越し車線に車線変便をして、その車を追い抜こうとしたら急にスピードを上げやがる。いやがらせそのものだ。こっちもムキになって、140くらいまでスピードを上げるが、向こうもまたスピードを上げる。いるんだな。こういうやつが。まさか、面パトじゃないかと少々心配になるが、前方のゆったり流れている車の流れにつかまったようなので、こちらもスピードを落とす。まったく先は長いというのに、俺はなにをやっているんだ。おかげで、ガソリンがあっという間になくなる。
 ちょっと冷静になり、流れに乗る。

 冷や冷やしながらその後、東北の山の中を走る。ガソリンのメーターはとっくにリザーブ。まだ満タンから300キロも走ってないっちゅうに。やはり高速走行は燃費に悪い。この時間だと、他に走っている車もいない。長い下り坂になると、クラッチを切って慣性走行。少しはガソリンも保つだろうと希望をもつ。だが、なかなかSAの案内標識は見えない。一番燃費のいい60から80キロくらいで走行するが、早くSAにつきたい気持ちに即され、ついついスピードを上げてしまう。80キロくらいの速度だと、それまでガンガン飛ばしていたものだから、遅く感じてしようがない

 ようやく、青森の手前でガソリンスタンド併設のPA発見。喜んでスタンドに飛びこむが従業員がでてこない。数回、短くホーンを鳴らす。時刻は午前1時前。やはり、東北は夜が早いのだろう。建物の中をよく見ると、従業員が机に突っ伏して寝ている。もう1度、ホーンを鳴らすと、ようやく気がつく。寝ているところを悪いなあと思いながら、ガソリン満タンにしてもらう。