バイク・キャンプ・ツーリング

NERIMA爺、遅咲きバイクで人生救われる

1998年7月15日 北海道ツーリング 18日目

2025年02月09日 | 1998年 北海道ツーリング
7月15日(水)羅臼町・羅臼キャンプ場~中標津町・開陽台キャンプ場




 明け方、ジーンズ2枚履いていたにもかかわらず、寒さで目が覚める。しばらく眠れず。じいっとしてると、冷気が足下から股あたりに這い上がってくる。道東にきてから、夜は涼しいというより、寒いという感じだ。
 朝8時半には起きて、テント撤収。その前に隣のライダーからテント前で写真を数枚撮ってもらう。写真が趣味だという彼のカメラはニコンのオートドライブ、かなりいいカメラだ。ヒグマの写真を撮りたいのだが、まだ1度も遭遇していないという。荷物を運んでくれるというので、駐車場まで手伝ってもらう。

 標津の「サーモンパーク」を見学(610円)。魚道が直接施設内に引いてあり、秋になると、サケの遡上がガラス張りの測道から直接見られるという。その時期の写真が貼ってあったが、なかなか壮観だ。パーク内のレストランでサケ定食(1200円)。ルイベ、メフン、焼きシャケ。ジンゾウを塩カラ風(?)にしたメフンが特に美味い。ここでも、メシをお代わりする。1時くらいまでパークにいる。
 前後にまったく車のいない直線道路を開陽台に向かって気持ちよく走っていると、うしろにパトカーの影。すぐに減速、T字路交差点の手前で停車して地図を見るふり(実際、どっちにいくかわからなかったのだが)をしてやりすごす。80くらいで走っていたから、向こうはそれ以上のスピードで追いついてきたことになる。

 開陽台では、キャンプサイトに続く細いぬかるんだような坂の小道を、荷物満載で上っていると、リアタイヤがスリップ。そのまま、ゆっくりと転倒する。走りながら右側に倒れこんだために、右足首をぐりんと捻挫。よく見ると、坂は幅が1メートルくらいの粘土質の土壌で、中央が雨水で抉られていて、荒れた土が剥き出しになっている。バイクは1人では起こせず、こりゃ、荷物全部おろさなくちゃいけないかなと思っていると、うしろから誰かが走ってきてくれ手伝ってくれる。

 ズキズキと足が痛い。幸いにも骨折はしていないようだ。
 ヤケドに続いてこの災難。どうも今回のツーリングは足関係を集中的に狙われているようだ。ひどくならなければいいのだが。
 開陽台はさすがに眺めがいい。300メートルにも満たない低い丘なのにほとんど360度の視界がある。正面に斜里岳、右には羅臼岳。近くに見えるのはサマッケヌプリ山だろうか。左にも摩周湖を抱く矢山の稜線がくっきりと望見できる。
 テントを張って、川北温泉にいってみようかと思ったが、走りはじめてから急に摩周湖にいきたくなり、急遽、予定変便。地図で距離を計ると約40キロほどだ。湖面はきれいに見えたが、摩周ブルーは確認できず。昨日、トドワラで見かけた板橋ゼファーのライダーを見かける。
 帰りに買い物。
 箱入りポタージュ。
 カレーウドン(インスタント)
 ヤキソバ(二ヶ・インスタント)
 ノリ(ヤキソバ用)
 お茶(ペットボトル)
 プチトマト
 他に、爪切りと鼻毛用のハサミも買う。今日からしばらくビール抜き。夕食は、夕日なぞ見ながら、ヤキソバとプチトマト。あちこちのテントからライダーたちの盛り上がる声が聞こえるが、今夜はラジオを相伴に1人おとなしく寝る。電波関係の鉄塔が近くに建っているせいか、受信状態がすこぶるいい。都内にいるネコの数は116万匹などと言っている。
 やはり、右足首が徐々に腫れてくる。右足を引きずるようにしてしか歩けない。なんだか、わざとらしくやっているような気分になってきて、ちゃんと歩こうとするが、やはり無理。しばらくはこの調子だろう。


開陽台の夕陽





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