バイク・キャンプ・ツーリング

NERIMA爺、遅咲きバイクで人生救われる

1999年4月21日 青梅・奥多摩・檜原ショートツーリング

2025年03月10日 | 1999年
4月22日(木)

 朝、11時半には出発。バイクは3週間近くも乗らなかった割には、一発でエンジンがかかる。日光が気持ちよく当たっていたので、オイルが柔らかくなっていたからかもしれない。こういう経験は何回かある。

 青梅まで贅沢にも関越から圏央道を使ってみる。青梅街道を使うと最低1時間はかかるが、圏央道だと距離はかなり遠回りになっても時間は役半分。料金1500円也。ハイウェイカードを使うからやや気軽に乗れる。現金払いだと躊躇すること間違いなし。遠回りなので、なんか損をしているような気になるが、カード割引分で乗ってんだと無理に納得。青梅まで練馬から約60キロ。

 青梅から五日市まで31号を使い、そこから檜原街道を西へ向かう。腹がへってきたので、五日市のスーパーで山菜おこわ弁当とお茶を買う。レジで従業員と客ががなんか騒いでいると思ったら、レジカウンターの真上、梁の上にツバメが数羽。営巣しているようだ。
「……外を飛んでいるときは大きく見えるのに、こうやって間近に見ると小さいのねえ」
 ほんとだ。
 レジのおばちゃんが言うように小さい。手の平にすっぽりおさまってしまいそうなくらいだ。シジュウカラと同じくらいの大きさか。でも間近に見る漆黒のツバメは美しい。今日は、なんか鳥が見られるかもしれないと双眼鏡をもってきたので、なんか幸先がいい。(結局、声だけ聞いて終わったのだが)

 どこかで弁当食べようと、適当な場所を探して走るが、いざ、ここという場所はなかなかない。弁当買って1時間以上も走ってから「上野原丹波線18号」の途中、西原の3、4キロ手前の鶴川の澄んだ流れを見下ろすカーブにバイクを停める。半分ほど花の残っている大きなサクラの木がなんともいい。

 それにしても――。その5分ほど前、トレーナーの中に飛びこんできたハチに刺された。なんか飛びこんだなと思ったら、チクチクチクッとハラにきた。その部分はTシャツの布が触れるだけで痛い! たぶん、ミツバチだろうが。バイクを停めてデバ腹を見ると、三カ所ほど、でかいカに刺されたように水ぶくれになっている。大ひとつ。小ふたつ。小のほうは痛痒い。アシナガ、クマバチでなくてよかった。もし、そんな強烈ハチがトレーナーとかバイザーを開けているメットの中に入ってきていたらと思うと、ぞっとする。脂肪腹を刺しくれたのでたすかった。被害最小。脂肪腹、バンザイといというところだ。

 これでハチが飛びこんできて腹を刺されるのは去年の北海道に続いて2度目。教訓。――山道を走るときは、(夏でも)襟元までジッパーをあげるべし。
 弁当食っているときに、近くでウグイスのさえずり。……が、緑が映えすぎて、いったいどこにいるのか確認できない。声がするばかり。双眼鏡を取り出す必要もなし。1時間ほど休憩。

 白沢原始村なんてあるから、なんだろうと思っていると、沢向こうに竪穴式住居みたいなものが何個かある。バンガローっぽい。地図にも「白沢原始村」とある。でもわざわざいくのは、やめ。横目でちらりと見るだけ。
 さすがに奥多摩。湖畔沿いの411号にはいると、途端にバイクに会う回数がやたら多くなる。やはり東京近辺で気軽に走るには、このあたりだと実感。湖畔の休憩所でトイレ休憩。いるいる。X4にカワサキのオン車(名前わからない)、オフ車、最低7、8台は停車しているが、横の道をバンバン走る抜けるバイクはもっと多い。冬眠から目覚めて、みんな走る走る。春だなあ。

 午後3時、帰途につく。この時間でも青梅方面からの対向バイクが多い。青梅街道を練馬までちんたら帰るはずだったが、結局、また青梅から圏央道を使って帰宅。ゼータクとラクチンを覚えてしまった43歳春だ。



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