バイク・キャンプ・ツーリング

NERIMA爺、遅咲きバイクで人生救われる

1996年 東北ツーリング 5日目

2024年10月18日 | 1996年 東北ツーリング
8月31日(5日目)
とことん山~鳴子~鳥海山~羽後本庄




 朝の6時に、キャンプ場併設の露天風呂に入る。
 この露天風呂がすこぶるよい。キャンプ場の縁が谷川にすこんと落ちこんでいて、その途中に露天風呂がいくつかある。湯は熱いが、朝から堪能する。だれもいないので、ちょっとビデオで撮影したりする。

 9時過ぎには出発。
 このあと、桁倉沼と田螺沼のあいだの林道を走り、川原毛地獄の裏を通過して、泥湯も通過して、国道108号(仙秋ライン)に出て、鳴子まで抜ける。1996年発行の東北ツーリングマップルには、まだ桁倉沼と田螺沼のあいだから伸びている林道は仙秋ラインまでは開通していない。川原毛温泉近くで未開通となっている。

 ちなみに1997年のツーリングマップルでは、途中数キロがダートの細い線で記してある。だが実際は、この1996年8月31日時点では、1車線道ながらも全線舗装となっている。川原毛温泉を過ぎたあたりで、秋田方面に山稜が遠くに幾重にも重なる景色に遭遇。素晴らしい。ビデオには撮ったものの、DVDを見返してみると、なんとその部分だけフリーズ状態になっている。もう、今では観ることはできない。

 鳴子に下ってからは、国道47号を再び、日本海方面に走っている。
 国道47号を20キロほど走ったところで、左手に釣りをしている人がちらほらと見えてくる。この時期、なにを釣っているのだろうか? 地図を見ると、小国川というらしい。初日に走ってきた小国と関係があるのかと思ったが、場所的にもかなり離れているし、小国からここまで流れてくるはずもない。

 国道47号で新庄を抜けて、さらに日本海側に向かう。
 午前11時前、最上川沿いの遊覧船乗り場のデッキで昼食。遊覧船が出航したりするのを眼下に眺めたりする。遊覧船は流れに逆らって、上流に向かう。スクリューが力一杯回転をしているのか、上に巻き上げる水飛沫がすごい。ごごごごと、音が聞こえてきそうだ。川の対岸に、小さな滝が見える。最上川のゆったり流れる様が、なんとなく宮崎の大淀川に似ている。
 
 国道47号を平野部の立川町に出たとき、風が強かったように憶えている。そのまま国道345号に紀付いて、遊佐町まで走り、鳥海ブルーラインを走ろうとしたのが、午後12時半過ぎだ。ビデオの記録によると、12時43分となっている。最上川を平野部に下ってきてから、雨こそ降っていないが天気はあまりよくない。鳥海ブルーラインは、このとき有料でバイク料金1140円なり。

 午後1時半、鳥海山の展望台に到着。
 やはり周囲はガスっている。展望台の駐車畳にはバイクが数台停まっているだけだ。夜から雨のようなので、本庄市に4200円のビジネスホテルに予約をする。明日はキャンプしたいなどとビデオで言っているが、どうなることやら。駐車場にガスが煙のように流れてくるのがわかる。

 そろそろ下山しようかなと思っていたら、わずか5分ほどのあいだに鳥海山が姿を見せる。
 もしかして、このまま晴れになるのかな、などと淡い期待を抱きながら、鳥海山を下る。バイクと2台ほど擦れ違う。午後4時過ぎ。金浦町から本庄市の駅前にあるビジネスホテルに到着。

 目の前は羽後本荘駅。
 窓のすぐ向こうには、バルコニーのような、ベランダのような屋上が続いている。窓を乗り越えれば歩けそうだが、あまり掃除はしていないようだ。元々、建物自体がホテルとして建てられたものではなく、別の用途で建築されたものを改装したもののようだ。ただ、ホテルの部屋からは、ばっちりと駅舎が見える。鉄道ファンではないが、これはこれでそそられるものがある。

とことん山。24時間露天風呂。朝ぶろもよかった。
ここを下ったところにも、別な湯舟がある。下は谷。


鳴子温泉郷を横目に走り抜ける。


最上川。水上バス。
キャプチャーでは伝わらないが、ぐわわああと上流に向かう音がすごかった。

隅田川でも似たような水上バスを見かけるが、同じ型だろうか。

鳥海山に向かっていると、雲が出てくる。



鳥海山駐車場。もわもわガスが流れてくる。


晴れてきている。

鳥海山 一瞬の晴れ間。

駅前のビジネスホテルの部屋より羽後本荘駅。


青空が見えているように見えるが、今夜から雨との予報。


部屋の前にはバルコニー。
窓を越えたら立てるが、さすがにそこまでの勇気はない。通り雨で下は濡れている。


懐かしきコイン式テレビ!
(この当時でさえ、珍しいと思っていた)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。