明日の私へ

日頃の生活の中で、徒然感じた事を綴っていきます。

1000円電卓活用法

2011年05月04日 | 電卓


 なぜか電卓が好きである。
 多分に、計算が苦手なため、計算コンプレックスの裏返しなのだろう。
 思えば、最初に購入した電卓は高校2年生の時。1万円以上した記憶がある。
 メーカーも覚えていないが、東芝か松下製だったのではないか。
 社会人になってすぐ、税理士である西尾茂己先生の「1000円電卓活用法」という本を読んだ。
 当時、ベストセラーになった本の一つである。
 「続1000円電卓活用法」では、経営分析の手法などを勉強させていただいた。
 私のPTA時代には、小学校卒業生への祝辞に、同書にかかれてあった先生の祝辞を参考にさせて頂いた。
 先生は若くして他界され、先生の弟さんであり、中小企業診断士の西尾邦男先生が続編「電卓おもしろ活用法」を書かれている。
 本の影響もあってか、電卓好きが社会人になってから加速した。
 西尾先生が愛用していたというポケットコンピュータPC1401を購入し、プログラム言語BASICを知り、後にC、PASCAL 、AWK、Ruby などを使い始めるきっかけになった。
 我ながらはまりやすい体質とあきれてしまう。
 パソコン歴は30年近くになるが、電卓がその始まりだ。
 所有電卓は(コレクション化しているが)、そのほとんどが、関数電卓であり、職業柄事務電卓も少なくない。

加算式電卓COMPETを冠するCS-2130L 



打ちやすいSHARP EL-G35とCANONHS-1210TU



 バイブル

 

文具の木の実もご覧ください。【計算が楽になる】電卓の使い方


HP50gで解く算数問題

2011年05月04日 | 電卓

HP50gという電卓を購入した。
AMAZONから配達された品物を見て女房曰く。
「また、おもちゃを買った。。。」
その通り。事務職の私にとってHP50gという代物はおもちゃ以外の何者でもない。
せっかく買ったので、先日の放射線量計算はこれを使用した。
今日は、永岡書店「大人に役立つ算数の時間」に面白そうな問題があったので解いてみる。


ある商品に定価をつけて売り出したが売れなかったので、割引して売ることになった。
定価の2割引で売ると4600円の利益があり、3割5分引きで売ると2600円の損失が出るという。
1000円の利益を出すためには、定価の何%引きで売ればよいか。
(永岡書店:大人に役立つ算数の時間 売買算より ※現在は絶版)

普通に計算したらつまらないので、最小二乗法を使ってHP50gで解いてみる。

STAT⇒3.Fit data から
マトリックスライターを起動させ
0.8 4600 #定価の2割引で売ると4600円の利益があり
0.65 -2600 #3割5分引きで売ると2600円の損失が出る
とデータを打つ。

[OK]を押すと画面に
-33800+48000*X と出てくる。

定価が48000円で仕入値が33800円ということが分かる。
何も考えずに、ポイントとなる定価と仕入値が表示されてしまった。
ぜんぜん頭の体操にはならない(^^;
さらに、この式を編集して
-33800+48000*X=1000 と書き直し
[SOLVEX]を押すと
X=.725 と出てくる。
つまり答えは1-.725の27.5%引きとなった。

なかなか楽しい電卓である。