電卓のすすめ22 から続きです。
電卓のすすめ22 の設問に対し生成AIはどのように答えてくれるか。
【設問1】
ある商品に定価をつけて売り出したが売れなかったので、割引して売ることになった。
定価の2割引で売ると4,600円の利益があり、3割5分引きで売ると2,600円の損失が出るという。
1,000円の利益を出すためには、定価の何%引きで売ればよいか。
(永岡書店:大人に役立つ算数の時間 売買算より ※現在は絶版)
今回もChatGPT3.5、Bard、Bingで試してみます。
「大人に役立つ算数の時間」を読んでいたときは、関数電卓片手に問題を解いていました。
この問題も3分。。。
いや、えっと、時間を計っていなかったのですが答えを出すまで5分はかかっていなかったと思います。
生成AIはどのような答えを出してくれるのかワクワクしながら問題文をそのままプロンプトにしてみした。
ChatGPT3.5
不思議な方程式を駆使し
「約4.35%引きで売る必要があります。」
と、答えてくれました。
Bard
「答えは 16% である」
定価の2割引きで4,600円の利益なのだから、定価の1割あたりの利益は2,300円と計算。
定価 を 2,357.14円 と算出しました。
Bing
定価を23,000円と算出し
「定価の約 4.35% 引きで売れば、1,000 円の利益を出すことができます。」
と、答えております。
"GPT-4を搭載したBingチャット"なので、ChatGPT3.5の計算に似ています。
こちらも3.5と同じく仕入値の算出が抜けておりましたが、別の角度で解法しておりました。
三者ともプロンプトの書き方によっては正解が出せるのかもしれません。
実際は仕入価格が33,800円で定価が48,000円、答は27.5%引きになります。
設問2も試しましたが、残念ながら正解にたどり着けませんでした。
いずれにせよ、ここまで文章を理解し論理を展開してくれたテキスト生成AIには驚いています。
続編、文具の木の実もご覧ください。
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