
本年3月私達が三田市議会定例会に1、現在ある「空き缶、タバコの吸がらなどのポイ捨ての防止に関する条例」に「路上喫煙防止」を付記し改正すること。2、小中学生徒に興味本位で喫煙することを防ぐ「喫煙防止教育」を推進することの2点の請願書を提出賛成多数をもって採択された。同様な内容で宝塚市議会6月定例会に請願書を提出していたところ7日に所管の産業建設常任委員会で請願内容を陳述するよう連絡があった。当日午後始まった会議には当会の請願と「宝塚ガーデンフィールズ」を新たな文化・環境・観光資源として活かしたまちづくりに関する請願の審議が行われた。審議には傍聴者が20人を超えるほどで、市民の議会に対する関心の高さが感じられた。始めに当会が5分の時間制限で趣旨説明を行いその後紹介議員への質問が行われた。指定された席には陳述人と書かれた名札がたてられてそのすぐ横には紹介議員席が用意され、何か犯罪者と弁護人のような感じである。定刻になり議員はコの字型に並び中心には委員長が座る、宝塚議会基本条例に明記してある開かれた議会、市民参加の促進を図る言う言葉は虚しく聞こえる。当会の審議は1時間を超過したが請願者に与えられた時間はわずかに5分で質問はすべて紹介議員に向けられる、内容の詳細は請願者が一番良く知っており、質疑応答は委員と請願者がすべきだろう、紹介議員は内容の趣旨に賛成だが細かいところまでの説明は無理だ、言わば保証人のような存在だと思う。質疑は請願の核心に触れる議論は殆ど無く手続き論で終始した。私達の請願の結果は「趣旨採択」であった。趣旨採択とは「願意は妥当だが、実現性の面で確信が持てない場合不採択とする事もできない請願に対する決定の方法を言う」さらに「便宜的な処理方法であって乱用してはならない曖昧な方法」地方議会運営辞典に書かれている。また他の説明によれば、内容や趣旨は理解できるが、現在の財政その他の事情もあって直ちに執行するのが難しい、いずれかの機会に状況によって行政上反映させるてはどうか、と言うものと記している。私達が求める兵庫県受動喫煙防止条例を踏まえ人混みの中で迷惑な路上喫煙防止する事、また子ども達をタバコの害から守る喫煙防止教育の推進する条例に対し一体どこに問題があると言うのか?どうしても理解できない。そして宝塚市議会会議規則第93号請願の審査報告には、1,採択すべきもの2,不採択とすべきものしかなく「趣旨採択」の項目は無いこのことも大きな問題だ。