路上喫煙禁止を訴える原田医師と市民団体。
神奈川県港区日吉駅前禁煙プロジェクトが17日、慶応大学で喫煙の体への悪影響、受動喫煙の危険性を訴える講演を開いた。日吉フェスタ2012イベントの一環。当日は東京・三鷹市にある長谷川病院精神科の原田久医師が講師を務めた。スライドを活用しながらタバコの有毒性、依存症を引き起こす脳のメカニズムなどを丁寧に分かりやすく解説した。
「私もかつて喫煙者だったので、吸う人の気持ちはよく理解できる」と切り出した原田医師は「しかし、本人の心身への悪影響はもとより、周囲の受動喫煙による健康被害はさらに深刻。特に子どもたちは大人のマネをするので、ぜひ止めてほしい。大切な人に愛情を持って禁煙することを勧めて欲しい」語りかけていた。
講演を聴いた一人は「禁煙の重要性を行政はもっと積極的にPRできないものだろうか」と感想を漏らしていた。
「路上喫煙禁止地区」に
その後同プロジェクトは、日吉駅で「日吉駅周辺を路上喫煙禁止地区にしよう」と協力を呼びかける街灯宣伝を行った。
同プロジェクトの代表を務める高見沢重隆医師は「日吉駅前は商店が密集しており、通勤、通学者も多い。歩きタバコをする人もおり、非常に危険。港北区で新横浜に続いて日吉駅周辺も路上喫煙禁止区域にしていきたい。協力をお願いしたい」と熱を込めて呼びかけていた。
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