山形県、受動喫煙防止条例制定へ 検討委報告で知事方針
河北新報 2月7日(金)6時10分配信
吉村美栄子山形県知事は6日、受動喫煙の防止対策を検討していた委員会から報告書を受け取り「県民の健康を守るため、対策を総合的に考えていきたい」と述べ、報告に沿って条例やガイドラインなどを策定する方針を示した。
吉村知事は「どのような社会的枠組みが山形県にとって適切なのか、飲食業界の声も聞いて近いうちに今後の方針をまとめたい」と話した。県は本年度内にも方向性をまとめ、2014年度にも制定、策定を目指す。
県によると、都道府県で受動喫煙防止のための条例を制定しているのは神奈川と兵庫の2県。東京都は罰則規定のないガイドライン、京都府は憲章を策定している。
県が昨年設置した委員会の報告書は(1)県内の20~30代の喫煙率は全国平均より高く、周囲の妊婦や子どもが受動喫煙を受ける危険性が高い(2)調査では対策が進んでいない飲食店や宿泊施設ほど今後も対策を講じる予定がない-などと指摘。「県が新たな対策を講じることが必要」と強調した。
具体的対策として「罰則規定のある条例制定が必要との意見が多かった」と報告する一方、民間事業者への経済的な影響の検証が不十分だとして「まずは罰則規定のないガイドラインなどを策定するべきだとの意見もあった」と記した。
◆山形県受動喫煙防止条例の成否は県議会の動向による、多くの県・市町村で禁煙推進に関する抵抗勢力は議会によるものだ。一方、禁煙に前向きの議会もある兵庫県三田市議会ではNPO法人禁煙推進の会兵庫さんだの請願を採択し本年4月1日より「三田市路上喫煙防止条例」が施行される!!
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