拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

八百屋

2024-09-25 07:15:55 | 音楽

立憲民主党の新代表に野田さんが就任したけれど、この人、立民の議員や支持者の一部から相当に恨まれてる。野田さんに入れた国会議員票が大方の予想より少なかったのはそのせいか。なにしろ、旧民主党が政権から転落することになった総選挙は、総理大臣だったこの人がやったことだから。そのとき民主党が政権を失ったのは当時の国民の多数がそれを望んだからで、それに対して文句を言うって日頃「民意民意」と言ってることと矛盾するんじゃないの?と思わなくもないけど、でも、だからって「はい、どうぞ」と言って政権を敵に明け渡しては政党の立つ瀬がなくなるからね、恨むのも道理かな、とも思う。

因みに、私は、自分の政治信条がバレないように記事を書いているつもり。憲法19条が保障する思想の自由は、思想の秘密の自由も含む。だから、私が批判的に書いている政党の実はシンパかもしれないし、好意的に書いている政党のアンチであるかもしれない(一周回ってその逆かもしれない)。この秘密作戦は功を奏しているらしく、最近ある動画サイトが、私が大っ嫌いな政治家の動画を奨めてきた。A.I.を騙せたぞ、と勝利の気分の私です。

代表戦で野田さんに負けた枝野さんは、立憲民主党の創業者。創業者がトップの座を追われるってさぞや口惜しかろう。でも、それってビジネスの世界ではしょちゅうある。有名どころでは、アップルを追われたスティーブ・ジョブズ。日本では、某家具メーカーの創業者社長が実の娘さんによって会社から追い出された。その後、娘さんが「乗っ取った」某家具メーカーは経営不振に陥り他社に吸収合併された一方、追い出されたお父上が新たに起ち上げた「匠某」は今でもテレビ番組のスポンサーとしてその名を見る。

家具と言えば、奥地の家のキッチンには「ちゃんとした」テーブルを置きたいと思っている……が、根っからの吝嗇家(ケチとも言う)の私のことだから、いざとなってやっぱり通販で組立式の安物に手を出して安物買いの銭失いだったと嘆くことになりそう。

立民の代表戦に出馬した吉田晴美さんって、客室乗務員だったとか、投資・証券会社の会社員だったとか、コンサルタントだったとか、議員秘書だったとかいろんな話があるけど、全部経験されてるらしい。でも、ご本人のプロフィールには客室乗務員の文字はない。ご本人がアピールしてるのは「八百屋の娘」(近所のスーパーも「元八百屋」をウリにしている)。ふーん、政治家にとって「客室乗務員」はマイナスで「八百屋の娘」はプラスなのか。まあ、私などは、飛行機に滅多に載らないから、客室乗務員さんより八百屋さんの方がよっぽど普段お世話になっている。

因みに、「八百屋」は、店を表すときの英語は「greengrocery」。横野君とこでレーザーディスクで見た「アルバート・ヘリング」ってオペラの題名役が働いてるお店にこの文字がかかってた。なお、八百屋さん(人)を表すときは「y」がとれて「greengrocer」だそーだー(韻を踏んだ)。すると、吉田晴美さんは、厳密に言うと、「greengrocery」ではなく「greengrocer」の娘、ということになる(「店」は子供を産まないから)。