拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

粛正から逃れたタマスダレ、次の成敗の対象はアリ

2024-09-26 07:26:36 | 植物

「裸の花園」(奥地の家の庭)で、粛正から逃れた花一輪があった。

タマスダレのようである。

そうか、ここら辺に生えていた鱗茎の主はタマスダレであったか。唯一生き残った強運に免じて、此奴は見逃すことにする。もはや競争相手はいないから、今後、この者が始祖となってタマスダレ家の大繁栄の時代が来るのかもしれない。それでも、清盛が助命した頼朝によって平氏が滅ぼされたようなことにはならないだろう(有毒で食べるとひどいことになるらしいが、ボケない限り食べない)。

ただし、この辺りには、ニラ(鱗茎はタマスダレと似てる)も生えていた(写真は刈り取ったモノ)。

ひょっとして、粛正から逃れた中にニラも混じっていれば、将来、ニラ家とタマスダレ家が、モンタギュー家とキャプレット家さながらの相克を繰り広げるかもしれない。

杏(ずっと梅だと思ってた)穫りに間に合わなかった穫り網は、

結局、一度も使われることなく役目を終えた。ま、とにかく、これで平穏の日々が訪れた、成敗した草木の成仏を祈って過ごそう(口だけ)……と思ったら次なる敵が現れた。水道メーターボックスの蓋を開けてみると、土が盛り上がって管が埋もれている。

最初は理由が分からず、大雨によって流入したか?くらいに思っていたが、土はふかふかで、あたりを大量のアリが哨戒にあたっている。どうやら、地中にアリの巣があって、掘った土を管が通ってる孔からボックス内に排出しているらしい。メーターが埋まってしまったら一大事である。見逃すわけにはまいらん。というわけで、次なる成敗の対象はアリ。即座に作戦を開始。管にかぶっている土を取り除いて、そこに薬の入った容器を置いた。

G撃滅作戦にもこの方法が採られることがある。さて、効果はいかに。草木を成敗したから奥地にはしばらく行かなくてもよいと思っていたが、対アリ攻防戦の行方を見届けるために、猶しばらくは足繁く通わなければならなそうだ。

まっこと次から次へと敵が現れるものである。なお、ここら辺は野鳥が豊富で、うっかりしてると雨戸の戸袋に巣を作るという。「奥地」という呼称は伊達ではない。