拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

「飼い猫=どら猫」の方程式が成り立つ件

2024-09-28 16:54:52 | 

このところ、二尾で300円で売られていたサンマ。一尾100円を超える値段で買うものか、と思い、臥薪嘗胆の日々。明けない夜がないごとく、サンマの値が下がらない日はない。晴れて二尾200円の日を迎え購入。この秋、私にとっての初サンマである。

食べ終わった後の骨はゴミ箱の底深くに隠す。でないとケメ子が漁る。そう言えば、今、仲里依紗が出てるウーバーイーツのCMにサンマを奪って逃げる泥棒猫が出てくる。まるでウチのケメ子である。あのCMは「どら猫編」ということだ。「サザエさん」の主題歌でもお魚をくわえるのはどら猫である。普通は、野良猫≑どら猫だと思うのだが(母音は同じである)、ウチの場合は、飼い猫=どら猫である。ケメ子が狙うのは魚だけではない。昨日も、ケメ子が食料保管庫の下に手を突っ込んでいたが、

取ろうとしてるのはG駆除用のコンバットである。Gを引き寄せる臭いにGより先に猫が反応しているのである。決してケメ子の手の届かない奥の奥に置いたからケメ子がGの身代わりになる事態は避けられたが、まったくもってあきれはてた猫である。だから、キッチンのシンクなどは入り放題。万が一、私が舐め損なった皿があるものなら、代わりにケメ子が舐める。じゃ、いいじゃん?よくない。猫にとって毒のタマネギ味が残ってるかもしれないし、そうでなくても人間用のゴハンは猫には味が濃すぎて腎臓に負担になるのだ。だから、これまではアルミ箔のレンジカバーでシンクをフタしていたのだが、最近は、それをとっぱらう技を覚えて役に立たなくなった。だから、今日は、ホームセンターですのこを買ってきて、レンジにかぶせてみた。

寸法はちょうどいい。果たして効を奏するだろうか。まったく、すのこを風呂場でなくて台所のシンクに使うなんざ聞いたことがない。だが、実在する。それがわが家である。

昨夜、寝ている間に胃痛で目が覚めた。何が原因だろう?サンマに併せた大根おろしだろうか?大根おろしは身体にいいはずだが、食べ過ぎると胃酸過多で胃痛の原因になるらしい。あるいは、次から次へと課題の見つかる奥地の家のせいだろうか?それとも、飼い猫なのにまるで野良猫なみにやんちゃなウチの猫どもがもたらす気苦労のせいだろうか?


上から目線

2024-09-28 06:27:59 | 日記

日本初の女性総理にあと一歩及ばなかった高市さん。肉薄しながら敗れた例として、私が最初に思い浮かべるのは真田幸村である。大坂夏の陣で、家康の本陣に突入し、家康をして観念させ「腹を切る。介錯せよ」と言わしめた。ぎりぎりで援軍が入って家康は腹を切らないで済んだが。石破さんは、臥薪嘗胆の末に総理の座をつかんだ点でも家康になぞらえよう。

「高市」を「たかいち」と読めば、最近では「さなえさん」だが、「たけち」と読めば高市皇子が思い浮かぶ。天武天皇の皇子で、私は、SF歴史小説の「宇宙皇子」(うつのみこ)でその名を知った。

石破さんが逆転で勝ったのは、国会議員達が次の選挙で国民に人気がある人を選んだ方が自分たちの浮かぶ瀬があると思ったせいだろうか。私は石破さんのことはよく知らないが、キャンディーズ・ファンであることと、鉄道オタクであることは聞いたことがある。だから同じ鉄道オタクの野党の前原さんとは仲良しだそうで、たしかにあいまみれたときのお二人は、他では見ないような楽しげな表情である。

「総理の娘」で元国会議員であらせられ、歯に衣着せないことで定評のある某さんは、出演したテレビ番組で石破さんのことを「まわりくどくて上から目線」だと評していた。「まわりくどい」には賛成だが、「上から目線」については、人を思うがままにこきおろすこの方も相当なものだとお見受けする(このタイプの毒舌家は巷でもときどき見かけるものである)。野党の某代表も、この方から「梅干しのよう」と評されていて、あわてた番組MCが「梅干しは身体にいい」とフォローしていた。それでも、この方は悪口を言うだけではなく、林官房長官のことは「育ちがいい」と言って褒めていた。「育ちがいい」というのは家柄とかそういうことではなく、しっかり教育された、ということだそうだ。人の判断にはいろんな基準があるものだ。

上から目線と言えば、最近はコメンテーター業が本業のような某芸人さんが、渦中の兵庫県知事について「地頭が悪い」と評していた。よく言えると思った。よっぽど自分の頭が良いという確信がない限り言えない台詞である。だが、昨日は当該芸人さんに助けられた。私は、チコちゃんを見た直後に、三つのお題を思い出せるかで自分のボケ度を判定するのだが、昨日は三つ目のお題をどうしても思い出せない。そんなとき、そう言えば、その方がなにか怒ってたことを思い出し、それで、ああ、サウナの話だ、と思い出せたのである。

上から目線ここに極まれり、は、サンモニに出演していた某ジャーナリスト。別の番組で現与党に投票し続ける国民を「劣等民族」と言い表した。私は、自分のことを言われたわけではないが憤りを覚えた。「劣等民族」はナチスの選民思想に通じる発想であり、保守・リベラルに関係なく、こういう語彙を脳内に蓄えていることが驚きである。馬脚を現す、とはこのこと。さすがに、この発言に対しては、野党の議員でさえ「そういう発言をする人はリベラルとは言えない」と言って苦言を呈していた。サンモニはとんだ人間をコメンテーターとして起用していたものである。当人は当分番組出演を自粛するという。自粛?じゃ、本人が出ると言ったら番組は出すんだ!同じ穴のムジナか。では、何をか言わんや、でした。