皆さん、こんばんは!
プロ研修講師・プロコンサルタント・中小企業診断士のあお先生こと青木公司です。
今日、サンデーモーニングの週刊スポーツご意見番の人気コーナーで張本勲氏が卒業になりました。
王貞治さんと一緒に出演して、振り返るいい番組でした。
レギュラー出演に当たって、亡き大沢元監督が後輩の張本勲氏の自宅にまで出向いて「出演しろよ」と口説き落とした話もじわっときました。
番組では、ご意見番の張本氏らが、いいプレイなどに「あっぱれ!」、まずいプレイなどに「喝」を入れる爽快な演出が人気で僕も大好きでした。
一方、世間からは「いきすぎ!」、「偏向的!」ととらえられ、物議を起こすこともありました。
著名人などからの批判もありましたが、匿名の人々からのSNSでの批判、炎上も多かったと思います。
僕はこれらをみて、気持ちは理解できるものの、以下を感じました。
「英雄をたたく文化がきついのでは?」
「年輩の大先輩へのリスペクトはないのだろうか?」
「81歳のおじいさんの考えをとりあえずきいたり、違う意見を聞く度量はないのだろうか?」
「報道系の番組の中で、テイストを変える番組の趣旨を理解しているのだろうか(様々なスポーツの話を現役を完全に退いたおじいちゃんが好き勝手に斬る)」
ということです。
軽く受け流して、楽しむコーナーではないのだろうかと。
僕は張本勲選手の選手の選手時代の記録をリスペクトしています!日本記録の3085安打、日本NO1の首位打者7回、通算3割1分9厘。
在日韓国人で幼いころ強烈な差別を受け、幼少期、全身に大やけどをし、右手も薬指と人差し指にまひが残り、親指と人差し指にはずっとまひが残り、広島の原爆を浴び、母と共に原爆を浴びて大やけどをうけ、父親が太刀魚の骨が食堂に刺さって死に、母が闇市でホルモン焼きを売りながら一人で育て、そんな状況でプロ野球選手になり、大成功を遂げた壮絶な苦労人であることをすごいとリスペクトしますし、差別をしてくるしめたことがあるとしたら、日本人として申し訳ないと思います。
歴史を問わず、「81歳のおじいちゃん」、特に「圧倒的な実績のおじいちゃん」は偏屈なものであり、そういうおじいちゃんが、男性の平均寿命81歳を超えても爽快に自分の意見で「喝」を入れたり「あっぱれ」を入れたり、爽快で大好きでした。
張本氏は張本氏なりに、番組の趣旨を理解し、もりあげるために努力をされ、僕は番組の趣旨から多少、言い過ぎがあっても「そういう意見の人もいる」、「多様な意見があってよい」と受け流して楽しんでいました。
あの年齢で全てのスポーツ紙を読み込み、いろんなスポーツの勉強をされていました。
どんなスポーツの話をいきなり降られても、しっかり答える勉強熱心さも素晴らしいと思ってました。
なにより、あのお年で活舌よく、お元気で頭が回っていて素晴らしい。
ああいう、年配の人のご意見を「ご意見ありがとうございます」とか、「(笑って)まあまあ」と受け止められず、たたく度量のなさに、生きづらい世の中になったものだと思いました。
僕自身は、あのコーナーがなくなって、大変残念です。
張本氏にはこれでいきなり老け込んだりしてもらいたくないと思います。
むしろ、ぜひ、ユーチューブなどで、張本氏の週刊スポーツご意見番、継続してもらえないかと思います。
張本さん。
今まで、楽しいお話、ありがとうございました!
これからもお元気で。