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 増田 いずみ ~ OFFICIAL BLOG

お宮詣り

2006年05月11日 | masudaizumi.com
五月の連休はとても良い天気に恵まれました。

三月末の誕生を迎えたリトル君は、一か月検診を終え、お宮参り、初節句とイベント続きです。

こうやって子供を授かってみると、なんと家族とはイベントの多いことでしょう。
今までは、結婚式か友人やスタッフの誕生日、引っ越し祝い?くらいしかお祝いムードではありませんでしたが、リトル君の誕生で、家族と過ごすことが楽しくてしかたありません。

命名式、初節句、一歳の誕生日、七五三・・・
子供だった今までの私の視点から、今度は親の視点になり、喧嘩ばかりの母の愛情や思いも見えてきたり・・・

出産をしたことで、宮崎の祖母から私の命名式の写真を見せてもらいました。若い頃の祖母はアンネ フランクのような日本人離れした面だち。顔が真ん丸のぷっくりした私を優しく抱いていました。

そして、関西のお宮詣りは、私が今まで見たことのないものでした。

どうやらお宮詣りとは足利義満時代から始まったそうで、室町時代をへて、徳川家綱時代、お宮詣りの帰途に大老宅へ立ち寄る風習が生まれ、今日も、これにならって、親戚知人の宅へ宮詣りの報告にいくことになったとか。

義母は、リトルを抱いて着物を羽織り、首にかけた紐から、宮詣り扇子、お守り袋、宮詣り犬張子、でんでん太鼓を下げ、土地の氏神さまへお詣りした後、知人宅へ伺うと、上の一式とお祝いを背中の紐にくくるのです。そうやって、昔は背中いっぱいに、お飾りをぶら下げ歩いたそうです。

床の間には、おじいちゃまの鶴澤道八が主人の誕生のときに買った兜のお飾り。
先祖の思いが代々受け継がれていく。家族って素敵だなあと思いました。