TVアニメには、本編の他にオープニング・エンディングのパートがあります。
オープニングパートは大抵の場合、アニメ本編の主要登場キャラクターがほぼすべて登場し、
ぐりぐりよく動く、作品全編の内容を凝縮したようなつくりになっているのに対して、
エンディングパートは動きを抑えた静かな作りになりがちです。
オープニングのように、視聴者を引き付けて本編を観てもらおうという縛りもないので
極端な話、どんな風に作っても良いともいえます。
そういう意味で、エンディングパートはオープニングパートに比べて非常に地味です。
ですが、だからこそ、エンディングパートにはそれぞれの作品の個性がでます。
いろんな作品のエンディングパートを見比べてみると、オープニングはだいたいどの作品も
同じような構成でつくられるのに対して、エンディングのつくりは実にバリエーションに富んでます。
(まぁ、ずっと一枚絵の表示だけとかずっと同じアニメーションを延々と流すだけのEDもありますが)
今回は、いくつかの作品のエンディングパートを取り上げ、あれこれ語ってみようと思います。
王道パターンのエンディング
まずは、王道パターンのエンディングから観てみましょう。
少し古い作品になりますが、初代魔法陣グルグルの一期エンディングです。
魔法陣グルグル エンディング1
アニメーションとしては、一枚絵の連続表示という地味なものですが、
絵の内容は主人公・ニケとククリの冒険のひとコマを切り出した形をとっています。
ニケとククリがときにはケンカしながらも、着実に一歩一歩道を進んでいる様が伝わってきます。
ストーリーを進めるのが主な見せ方となる本編では、このように冒険の最中に
旅の進め方で意見が分かれてケンカするとか、
美しい虹が出ていたので立ち止まって二人で眺めるとか、
立ちションしてるところを見られるとか、
いちいち本編のなかでは物語りません。
このエンディングパートは、そうした冒険のなかの日常を視聴者に補完させる意味で
大きな役割を果たしています。
こういう日常一枚絵系のエンディングパートは、他の作品でもよくみられ、
王道パターンのエンディングパートだと言ってよいでしょう。
また、このED曲「Wind Climbing ~風にあそばれて」はいまだに根強い人気を誇っています。
当時グルグル観てた人はたいてい印象に残っているんじゃないかな?
1カット長回し
これは非常に多いパターンだと思います。
1カットを延々と流すパターンのエンディングです。
途中途中、場面にちょっとした変化が起きますが、基本は同じ構図のままの画面で
スタッフクレジットだけが刻々と変わって行くという感じです。
たいてい、キャラの後ろ姿がずっと流れるとか、ずっと走ってるだけとかそんな感じです。
最近だと、「侵略!イカ娘」がキャラの後ろ姿延々パターンですね。
ただ、この作品は話ごとにエンディングの絵が変わっており、各話で登場した
印象的なモノがエンディング絵のなかに象徴的に登場しています。
侵略!イカ娘 1~5話EDまとめ
次回予告一体型エンディング
エンディングパートと次回予告が一体となっているパターンです。
ガンダムX ED
「機動新世紀ガンダムX」のエンディングパートは当時としては画期的でした。
エンディング曲の始まりとともに次回予告のナレーションが入り、
スタッフクレジットとともに次回予告の映像が流れます。
そして、曲の最後には次回のサブタイトルとなるキャラのセリフがカットインするという
非常にカッコいい作りになっています。
このカッコよさに当時中二病まっさかりの僕はやられましたよ、やられましたとも!
最近の作品だと、ノイタミナのアニメがエンディングパートで次回予告やっちゃってますね。
「ハチクロ」とか「海月姫」とか「屍鬼」とかもこのパターンかな。
「ひぐらしのなく頃に」も、エンディング曲のフェードアウトと同時に次回予告のナレーションが入ります。
振り付けあり
これは、「涼宮ハルヒの憂鬱」で一気に流行った感じがしますね。
キャラクターがダンスをするパターンのやつです。
マネして踊れるということで、一時期ニコニコ動画で踊ってみた人が大量に出ました。
ハレ晴レユカイ
他にも、「ハートキャッチ!プリキュア」のエンディングも振り付けモノですね。
このパターンは、最近出てきたかと思いきや、昔からありました。
「元気爆発!ガンバルガー」のガンバー体操とか。知ってるかな?
そういえば、エンディングじゃないけど、コナンくんが突然なぞのパラパラダンスを
踊りだしたときがありましたね。結構トラウマなんすけど、アレ・・・。
おまけ
ニコニコ動画でいろんなアニメのEDの詰め合わせ動画をつくってた人がいたので、
おまけとして貼っときます。
【アニメ】誰に需要があるかわからないED集
アニメのエンディングパートはデザートのようなもの。
本編で一度興奮した感情を、エンディングでさっと流してサッパリとして、
次回までの一週間を過ごすためにも、エンディングパートは大事な役割を果たしているのです。
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オープニングパートは大抵の場合、アニメ本編の主要登場キャラクターがほぼすべて登場し、
ぐりぐりよく動く、作品全編の内容を凝縮したようなつくりになっているのに対して、
エンディングパートは動きを抑えた静かな作りになりがちです。
オープニングのように、視聴者を引き付けて本編を観てもらおうという縛りもないので
極端な話、どんな風に作っても良いともいえます。
そういう意味で、エンディングパートはオープニングパートに比べて非常に地味です。
ですが、だからこそ、エンディングパートにはそれぞれの作品の個性がでます。
いろんな作品のエンディングパートを見比べてみると、オープニングはだいたいどの作品も
同じような構成でつくられるのに対して、エンディングのつくりは実にバリエーションに富んでます。
(まぁ、ずっと一枚絵の表示だけとかずっと同じアニメーションを延々と流すだけのEDもありますが)
今回は、いくつかの作品のエンディングパートを取り上げ、あれこれ語ってみようと思います。
王道パターンのエンディング
まずは、王道パターンのエンディングから観てみましょう。
少し古い作品になりますが、初代魔法陣グルグルの一期エンディングです。
魔法陣グルグル エンディング1
アニメーションとしては、一枚絵の連続表示という地味なものですが、
絵の内容は主人公・ニケとククリの冒険のひとコマを切り出した形をとっています。
ニケとククリがときにはケンカしながらも、着実に一歩一歩道を進んでいる様が伝わってきます。
ストーリーを進めるのが主な見せ方となる本編では、このように冒険の最中に
旅の進め方で意見が分かれてケンカするとか、
美しい虹が出ていたので立ち止まって二人で眺めるとか、
立ちションしてるところを見られるとか、
いちいち本編のなかでは物語りません。
このエンディングパートは、そうした冒険のなかの日常を視聴者に補完させる意味で
大きな役割を果たしています。
こういう日常一枚絵系のエンディングパートは、他の作品でもよくみられ、
王道パターンのエンディングパートだと言ってよいでしょう。
また、このED曲「Wind Climbing ~風にあそばれて」はいまだに根強い人気を誇っています。
当時グルグル観てた人はたいてい印象に残っているんじゃないかな?
1カット長回し
これは非常に多いパターンだと思います。
1カットを延々と流すパターンのエンディングです。
途中途中、場面にちょっとした変化が起きますが、基本は同じ構図のままの画面で
スタッフクレジットだけが刻々と変わって行くという感じです。
たいてい、キャラの後ろ姿がずっと流れるとか、ずっと走ってるだけとかそんな感じです。
最近だと、「侵略!イカ娘」がキャラの後ろ姿延々パターンですね。
ただ、この作品は話ごとにエンディングの絵が変わっており、各話で登場した
印象的なモノがエンディング絵のなかに象徴的に登場しています。
侵略!イカ娘 1~5話EDまとめ
次回予告一体型エンディング
エンディングパートと次回予告が一体となっているパターンです。
ガンダムX ED
「機動新世紀ガンダムX」のエンディングパートは当時としては画期的でした。
エンディング曲の始まりとともに次回予告のナレーションが入り、
スタッフクレジットとともに次回予告の映像が流れます。
そして、曲の最後には次回のサブタイトルとなるキャラのセリフがカットインするという
非常にカッコいい作りになっています。
このカッコよさに当時中二病まっさかりの僕はやられましたよ、やられましたとも!
最近の作品だと、ノイタミナのアニメがエンディングパートで次回予告やっちゃってますね。
「ハチクロ」とか「海月姫」とか「屍鬼」とかもこのパターンかな。
「ひぐらしのなく頃に」も、エンディング曲のフェードアウトと同時に次回予告のナレーションが入ります。
振り付けあり
これは、「涼宮ハルヒの憂鬱」で一気に流行った感じがしますね。
キャラクターがダンスをするパターンのやつです。
マネして踊れるということで、一時期ニコニコ動画で踊ってみた人が大量に出ました。
ハレ晴レユカイ
他にも、「ハートキャッチ!プリキュア」のエンディングも振り付けモノですね。
このパターンは、最近出てきたかと思いきや、昔からありました。
「元気爆発!ガンバルガー」のガンバー体操とか。知ってるかな?
そういえば、エンディングじゃないけど、コナンくんが突然なぞのパラパラダンスを
踊りだしたときがありましたね。結構トラウマなんすけど、アレ・・・。
おまけ
ニコニコ動画でいろんなアニメのEDの詰め合わせ動画をつくってた人がいたので、
おまけとして貼っときます。
【アニメ】誰に需要があるかわからないED集
アニメのエンディングパートはデザートのようなもの。
本編で一度興奮した感情を、エンディングでさっと流してサッパリとして、
次回までの一週間を過ごすためにも、エンディングパートは大事な役割を果たしているのです。
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昔のアニメで、夏になるとやった
○○音頭ですかね・・・
未だに、うちの近所のお祭りでは
アラレちゃん音頭が流れています
最近の子どもにはわからんだろ!
アニメ本編のラストシーンにかぶってEDの前奏が流れだす → 止め絵 → ズームアウト (いわゆる「止めて、引く」)
と、独特のスタイリッシュな形式を確立していましたね。
香が登場する前の初期の話で、
自分の死亡保険金と引き換えに 殺された恋人の復讐を依頼した癌の女医に対して
依頼を果たした後、保険証書を破り捨て「おたくは報酬を自分の命だと言った、
酒で痛みをごまかすなんて医者のする事じゃない」とウィスキーの瓶を取り上げ
割れたガラスと雫がキラキラ舞い散る中でEDに突入したのは、最高の引きだと思いました。
○Get Wild
うわ、タイプミス…orz